23.草刈り

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軽やかでしょう!?2007年2月26日

今日は僕の18回目の誕生日。午後から、SKさんとSSさんが来てくれたよ。最近、二人とも歳を取ったせいか、乗馬時間は少な目だな。乗馬クラブの一般レッスンの合間の時間に乗馬をするから、いつも乗馬時間は40分程度だ。僕は楽で良いけどね。でも、たまには長く運動しなくちゃ、お二人さんも僕もメタボになっちゃうよ。

最近加入した会員さんたちが僕のことを見て、毛艶がピカピカで体も元気そうだねって言ってくれるけど、それって太目だからかもね。SSさんは、僕のことをひやかして、「ドスコイ」の体だって言うけど、それってどう言う意味?

−訳者注:マイヨジョーヌには「どすこい」の意味は内緒にしておきましょう。毎週土日にはマイヨジョーヌに、故郷の新井昭二牧場から送ってもらった牧草やエン麦、私たちが持っていく人参やリンゴを与えています。特に故郷の牧草やエン麦を食べていることで、他の馬たちに比べて栄養が行き届いているのでしょうか。時々、マイヨジョーヌを連れて散歩していると、毛艶がピカピカしていると人から言われることがあります。これも、故郷の牧場のおかげと感謝しています。マイヨジョーヌはそんなこととは露知らず、今日もモリモリぱくついていました。


僕の馬着。向こうの肢は僕だよ2007年3月31日

最近、肩の調子が悪いな。だから、歩くのもちょっと辛いんだ。ずっと、冬着を着ていたからかなあ。なんだか冬着も体に重くって最近辛いんだよね。歳なのかしら。僕ももう18歳だもんね。担当のITさんが、「マヨちゃんちょっと歩様がおかしいわね。キ甲がちょっと腫れてるのかな。どう?痛い?」と言って、キ甲のあたりを触ってきた。ち、ちょっと痛いんだよー。

−訳者注:確かにマイヨジョーヌの歩様が芳しくないので、今日は乗馬はやめて、引き馬だけにしました。やはり、キ甲のあたりが腫れている様子。さわるとチョット痛がるので、馬着(バチャク:馬の厩舎着です。寒い冬用の厚いもの、春秋用の薄いもの、夏の虫避け用、丸洗い後の保温用など種類は様々があります)のキ甲あたりについている緩衝布の部分が摺れたのではないかというITさんの見立てでした。確かに見た目少々、ぷっくりと腫れていました。

しばらく様子見をしようと結論。マイヨジョーヌの冬用馬着はここ数年ずっと同じものを使っていました。材質は肌に当る部分が毛布のようなものでした。そのため、馬の出す汗や垢などの汚れや毛が染み込んで確かに重くなっていました。その重さも原因とも考えられますので、この馬着を使うのは今年限りにしようと決めました。


2007年4月14日

まだ歩様がおかしいそうです。それで今日はSKさんが温泉浴をしてくれました。暖かくて気持ちよかったよ。SKさんがITさんと話していたけど、もうしばらく完治までは時間がかかりそうだって。どうやら、背中の腫れが鞍傷(アンショウ)のようになって血が溜まっている状態のようだ。僕自身は背中が見えないからお任せするほか無いけどね。いまは、塗り薬をつけて様子見の状態だそうな。まあ、じっくりと直しましょう。

−訳者注:温泉浴といっても乗馬クラブに馬が一頭はいれるプールはありません。バケツにお湯をはって、それに「ムトーハップ」という温泉の元を溶かしたものを馬にかけてやるのです。そのままかけると、ざざーと流れ落ちてしまいますから、一般には濡れタオルを体にのせて、それに温泉をかけてやります。マイヨジョーヌも気持ちが良いのか、目をトロンとさせておとなしく湯を浴びています。たまには、乗馬しないで休憩するのも馬には良いリラックスとなるでしょう。人間もかな(笑)


2007年5月12日

原っぱには沢山の草がたっぷり採ってひゃーっどーしたの!?こんなに生の草!うれしいなー。なになに、そばの草地で草を刈ってきてくれたの?へえーこりゃいいや、毎週刈ってきてちょーだい。ありがとねー。

−訳者注:乗馬クラブの近くにある草地に草が茫々と生えていました。時々草地のオーナーさんが背が高くなった草を刈って、そのまま肥やしにしていました。これを見て、捨てるのはもったいないなと思ったSSがオーナーさんに声を掛け、草を刈る承諾を得ました。今日はまず、一輪車一杯に草を刈ってマイヨジョーヌとお友達の馬たちに与えました。

欣喜雀躍とはこのことでしょうか。マイヨジョーヌだけでなくどの馬も口にくわえて振り回して食べていました。マイヨジョーヌが食べているときに、少し多いなと思って他の馬にやろうと横取りしたところ、背中を攻撃されてかじられました。分かるんですね。

これから、時々は生の草を馬たちに与えることが出来ます。時々が毎日、一杯(1台分)がいっぱいになるのが怖いですが(笑)


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