サテライトライアン「がんばる記」
2002年9月14日(土) 2歳新馬 サラ2歳 [指] 馬齢
第4回新潟3日目 第4レース (ダ1,200m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | メジロダイスラー | 牡 | 2 | 吉田 | 53 | (美浦)大久洋 | 初出走(父:サッカーボーイ、母:メジロキヤバリア) |
2 | モンテコンドル | 牡 | 2 | 坂井 | 53 | (美浦)松山 | 初出走(父:ヤシマソブリン、母:アサクサメデリン) |
3 | パストラルウィナー | 牡 | 2 | 藤原 | 53 | (美浦)岩戸 | 初出走(父:ニホンピロウイナー、母:パストラリズム) |
4 | マイネルエリン | 牡 | 2 | 水野 | 53 | (美浦)星野 | 初出走(父:エアダブリン、母:キンコーダイバー) |
5 | アービトラージ | 牡 | 2 | 古川寛 | 53 | (美浦)大和田 | 新潟 9/07 新馬 古川寛53 芝14 18/18 486 |
6 | バトルパイロン | 牡 | 2 | 吉永 | 53 | (美浦)諏訪 | 初出走(父:バトルイニシヤチブ、母:オースミサクラ) |
7 | オメガマイバブー | 牝 | 2 | 柴田善 | 53 | (美浦)加藤征 | 初出走(父:バブルガムフェロー、母:マイバレンタイン) |
8 | ラッキーマキシマム | 牡 | 2 | 二本柳 | 53 | (美浦)奥平 | 新潟 9/07 新馬 吉田53 芝14 13/18 484 |
9 | クリノクリチャン | 牝 | 2 | △石神 | 51 | (美浦)池上 | 初出走(父:サマーサスピション、母:ハクサンロマン) |
10 | サテライトライアン | 牡 | 2 | 土谷 | 53 | (美浦)田子 | 初出走(父:メジロライアン、母:サテライトセイコー) |
11 | キャプテンハリー | 牡 | 2 | 田中勝 | 53 | (美浦)小桧山 | 初出走(父:メジロライアン、母:マイフアンシミン) |
12 | ヒラマサ | 牡 | 2 | 亀山 | 53 | (美浦)南田 | 新潟 9/07 新馬 亀山53 ダ12 6/14 496 |
サテライトセイコーに初めてメジロライアンをつけた産駒サテライトライアン、凛々しい流星が特徴の見栄えのする馬であった。とねっこの時は落ち着いていたものの明けて1歳になったときに牧場を訪問すると、果たして他の馬と相撲を取ることが好きな、やんちゃな馬に成長していたのだった。さすがに男の仔、母馬は落ち着いているので父親の性格をもらったのか。兄、姉は比較的遅いデビューをしていただけに、9月にデビューできたことは望外であった。しかし、場所は新潟、涙を呑んでTV観戦となった。
馬体重は498kgと発表された。ずいぶんと育ったものだというのが第1印象。パドックでは、メンコもつけずに登場。不適な面構えが懐かしい。解説者の評価は少々太いとか。見た目、そんな感じではないのだが、やはり落ち着きがそんな印象を与えるのか。競馬紙に載った田子師のコメントではタイムが伸びないとのこと。そんなコメントが効いたのかサテライトライアンの人気はなんと8番人気と低い。1番人気はやはりノーザンファーム産 オメガマイバブー。バブルガムフェロー産駒で、仕上がりが早い牝馬だけに評価は高い。以下、2000年産駒としてただ1頭だけのヤシマソブリン産駒モンテコンドル。ナリタブライアンとの菊花賞対決が思い出される。3番人気は短距離血統ニホンピロウイナー産駒のパストラルウィナー。ラッキーマキシマム、ヒラマサのレース経験馬がその後。以下は順に、メジロダイスラー、キャプテンハリー、サテライトライアン、マイネルエリン、クリノクリチャン、アービトラージ、バトルパイロンであった。サテライトライアンの鞍上は土谷智紀騎手。田子厩舎主戦?なのかな、、、
新潟1200ダートは2コーナポケットの芝コースからスタート。新馬戦にもかかわらずゲート入りを渋る馬もなく、スムーズにレーススタート。飛び出したのは1番人気の7 オメガマイバブー。直後に2モンテコンドル、3パストラルウィナーが並んで追走。さらに、9クリノクリチャン、12ヒラマサ、5アービトラージあたりが追走。10サテライトライアンも中段を元気に走っている。以下、4マイネルエリン、8ラッキーマキシマムが併走して、その後ろに6バトルパイロン、11キャプテンハリーという隊列。1メジロダイスラーが1頭おかれて最後尾。
3コーナー手前で10サテライトライアンが外目を進出。徐々に上がってくる。3コーナーに入っても先頭は依然7 オメガマイバブー。2番手に内2モンテコンドル、外3パストラルウィナー。2馬身差で9クリノクリチャン、その外を10サテライトライアン、12ヒラマサが併走して4コーナーへ。4コーナーを回って10サテライトライアンが2番手3パストラルウィナーに並びかけ2頭が2番手争い。一歩後退した3パストラルウィナーと、9クリノクリチャン、12ヒラマサがその後ろで追走し、後続の他の馬たちを引き離して6頭の首位争いの様相に。内で粘る7 オメガマイバブーに3パストラルウィナー、10サテライトライアンが並びかけて直線に。後方では12ヒラマサが大外を狙って襲い掛かってくる。
直線に向いてなおも粘る7オメガマイバブー。コーナーロスなく回って他馬を引き離しにかかる。しかし、残り200mで満を持していた2モンテコンドルが内からするすると出てきて10サテライトライアン、7 オメガマイバブーを交す。結局、そのまま先頭に立って1着。2着はなんとか前の7オメガマイバブーを交したものの、2モンテコンドルの決め手に屈した10サテライトライアンが1馬身半差で惜敗。3着は後方から大外を駆け上がってきた9クリノクリチャンであった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 2 モンテコンドル 460 初出走 1:15.8 2 10 サテライトライアン 498 初出走 1・1/2 3 9 クリノクリチャン 432 初出走 1・1/4 4 7 オメガマイバブー 462 初出走 クビ 5 12 ヒラマサ 496 0 1・1/4 6 3 パストラルウィナー 482 初出走 2・1/2 7 8 ラッキーマキシマム 482 -2 1・3/4 8 4 マイネルエリン 496 初出走 1/2 9 6 バトルパイロン 478 初出走 クビ 10 1 メジロダイスラー 440 初出走 4 11 5 アービトラージ 486 0 1・1/4 12 11 キャプテンハリー 484 初出走 3・1/2 事前の予想を覆す好走!たしかに498kgは重そうだけど、トビも大きいし芝でもやれるのでは。短距離血統でもなさそうだし、今後の路線が注目される。でも、まずは1勝を早く上げてもらいたい。もう1度の新馬戦に期待しよう!
注)GreenChannelのTV映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。