サテライトサン「がんばる記」

2001年2月25日(日) 3歳未勝利 サラ系3歳 (混)[指] (馬齢)
第2回中山2日目 第2レース (ダ1,200m) 晴れ 良

出走馬

馬名 騎手 斤量 厩舎 前走
1 ハーバーオジョー 3 郷原 53 (美)佐々亜 東京10/28 牝新馬 角田53 芝16 15/17 422
2 チェルシーチック 3 ☆北村 52 (美)藤沢和 東京 2/03 牝未勝利 北村52 ダ16 13/16 434
3 スギノダイチャン 3 木幡 55 (美)平井 東京 2/04 未勝利 木幡55 ダ14 13/13 486
4 モートンカフェ 3 ペリエ 55 (美)小島 中山12/03 新馬 田中勝55 芝12 6/13 440
5 ダンディーフェイス 3 水野 55 (美)飯塚 東京 2/04 未勝利 水野55 ダ16 8/16 442
6 シュンエイノバ 3 田村宏 55 (美)畠山重 中山 9/02 新馬 高橋智55 ダ12 15/15 450
7 タイキビビアン 3 柴田大 53 (美)清水美 東京 2/03 牝未勝利 木幡53 ダ16 11/16 442
8 サンライトハッピー 3 53 (美)相川 東京 2/11 抽未勝利 沢53 ダ12 9/15 452
9 ダズリングサン 3 吉永 55 (美)吉永 中山 1/08 新馬 吉永55 芝18 14/14 492
10 ダイワコジーン 3 蛯名 55 (美)増沢 東京 1/30 未勝利 柴田善55 ダ14 3/12 514
11 プリマグロリア 3 村田 55 (美)萩原 東京 1/29 未勝利 村田55 ダ12 6/11 490
12 ヤマタケロマン 3 池田 55 (美)畠山重 中山 1/20 新馬 池田55 ダ12 11/16 466
13 タケデンシーザー 3 土谷 55 (美)田子 中山12/02 未勝利 土谷54 ダ12 10/16 462
14 エステートシチー 3 菊沢徳 55 (美)加賀 函館 7/08 新馬 木幡53 芝10 14/14 468
15 サテライトサン 3 古川寛 53 (美)田子 東京 2/10 未勝利 古川寛53 ダ12 7/16 454
16 ホッカイラヴ 3 的場 53 (美)柴田欣 東京 2/10 未勝利 沢53 ダ12 5/16 454

前走、東京開催で7着といえども時計は僅差で、その力を見せてくれたサテライトサン。田子師によると、どうも怖がりのようで、他馬に寄られると逃げてしまうようだ。最後の踏ん張りがきかないのはそのためか。怖がりの気性だけは競馬を使って慣れていくしかないのだろうか。深いブリンカーの効果にも期待したい。

16は的場騎手だよ古川寛和騎手昨日の小雨降る肌寒い気候から一転、今日は快晴で気温も上昇。しかし、風があって体感上はそれほどでもない。昨日の雨もそれほどの量ではなく、風もあって馬場は良馬場。走るには好条件であろう。お目当てサテライトサンは当然であるが、今日はずっと応援していた的場均騎手の最後の騎乗を見ようと、張り切って中山競馬場に向かった。

サテライトサンのパドックはきびきび歩いて、むしろ厩務員さんが抑えかねるほど。良く言えば元気、悪く言えば落着かない。どっちだろう?パドックで体力を使い果たさなければいいが、、、さて、2Rの人気。断然の1番人気に、ダイワコジーン。単勝1.3倍と1本かぶりである。2番人気はモートンカフェで単勝4.2倍。3番人気以下は単勝2桁、ホッカイラヴが15倍。プリマグロリアが16倍。サテライトサンが18倍で5番人気。以下はもう、単勝20倍以上で、チェルシーチック、スギノダイチャン、ダンディーフェイス、ハーバーオジョー、エステートシチー、タイキビビアン、サンライトハッピー、タケデンシーザー、シュンエイノバ、ヤマタケロマン、ダズリングサンの順。人気が偏ってしまった。

止まれの合図の後、騎手が騎乗。今回も騎手は古川寛和騎手、ずっとお手馬だ。サテライトサンの気配は変らず、馬道へ消える。馬道を通って、返し馬に現れたサテライトサン。後ろに的場均騎手を従えて(順番だけどね)登場。元気に輪乗り場に向かっって行った。

逃げるサテライトサンレースは2コーナーポケットが出発点。スターターの合図があってレーススタート。9ダズリングサンがあおって出遅れる。1ハーバーオジョーも出脚がつかず集団の最後方に。一方、出足が良かったのは15サテライトサン。さっと、向こう正面で3馬身差をつけた。2番手16ホッカイラヴ、3番手6シュンエイノバが集団を引っ張り、以下は大集団。

3コーナー手前でも先頭は15サテライトサン。16ホッカイラヴが抜け出し単独2番手に。後方から11プリマグロリア、1番人気10ダイワコジーンが上がってきて4頭の先頭集団を形成。6シュンエイノバは下がってしまって、3馬身差の後続集団に飲み込まれる。4コーナーに向かって、11プリマグロリアが後退し、後続に追いつかれてしまう。先頭集団は15サテライトサン、10ダイワコジーン、16ホッカイラヴの3頭に。

直線に向いて15サテライトサンが2馬身差をつけて逃げ切り体勢。残り200m手前で16ホッカイラヴが脱落、15サテライトサン、10ダイワコジーンのマッチレースになる。残り200mを切ったところで内15サテライトサンと外10ダイワコジーンの差は1馬身半。激しい叩き合いが展開。残り100mでその差は半馬身。

結局、ゴール前で10ダイワコジーンが差し切ってクビ差の1着。15サテライトサンが惜しい競馬で2着。1馬身1/4差の3着は4コーナーで一旦後退した11プリマグロリア。14エステートシチーと競り合いながら追い込んできてハナ差でゴールイン。

レース結果クビ差の2着

馬名 体重 増減 タイム/差
1 10 ダイワコジーン 516 +2 1:13.7
2 15 サテライトサン 456 +2 クビ
3 11 プリマグロリア  490 0 1・1/4
4 14 エステートシチー 482 +14 ハナ
5 16 ホッカイラヴ 450 -4 2
6 4 モートンカフェ 444 +4 3/4
7 13 タケデンシーザー 458 -4 6
8 6 シュンエイノバ 474 +24 3/4
9 5 ダンディーフェイス 438 -4 ハナ
10 3 スギノダイチャン 482 -4 1・3/4
11 7 タイキビビアン 440 -2 クビ
12 12 ヤマタケロマン 464 -2 1
13 1 ハーバーオジョー 406 -16 1/2
14 2 チェルシーチック 438 +4 1/2
15 8 サンライトハッピー 450 -2 3
16 9 ダズリングサン 500 +8 10

あとひと踏ん張りだよサテライトサン。断然の1番人気馬に負けはしたものの、低評価をくつがえす力走。春は近しといえそうだ。

注)今回パドックで右前肢に焼烙治療の跡を発見。これを見るにつけ早く1勝をあげさせて、楽なペースで競馬をさせたいと思ったのでした。

目次へ