サテライトサン「がんばる記」
2001年1月7日(日) 3歳新馬 サラ系3歳 [指] (馬齢)
第1回中山3日目 第4レース (ダ1,200m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | キタノシラユリ | 牝 | 3 | 柴田大 | 53 | (美)清水美 | 初出走(ダンスインザダーク×ハシノサライ) |
2 | ロマネスクキコウ | 牝 | 3 | 江田照 | 53 | (美)矢野照 | 初出走(ジョリーズヘイロー×ローマステーション) |
3 | ザキャプテン | 牡 | 3 | 沢 | 55 | (美)相川 | 初出走(ダイタクヘリオス×マチカネハバネラ) |
4 | バトルモード | 牡 | 3 | 吉田 | 55 | (美)高橋裕 | 初出走(ジョリーズヘイロー×ライラトウショウ) |
5 | トップアタック | 牡 | 3 | 郷原 | 55 | (美)本郷 | 初出走(サクラバクシンオー×バーバレラ) |
6 | サテライトサン | 牝 | 3 | 古川寛 | 53 | (美)田子 | 初出走(アジュディケーティング×サテライトルビー) |
7 | フサイチタイタン | 牡 | 3 | 木幡 | 55 | (美)杉浦 | 初出走(ニホンピロウイナー×ダイナプリズム) |
8 | ラフィット | 牡 | 3 | 後藤 | 55 | (美)矢野進 | 初出走(タヤスツヨシ×エレガントタイクーン) |
9 | タイキグランジャー | 牡 | 3 | 柴田善 | 55 | (美)大江原 | 初出走(ハートレイク×ゴーゴーイチ) |
10 | ダイワコジーン | 牡 | 3 | 蛯名 | 55 | (美)増沢 | 初出走(スターオブコジーン×プレイスインザサン) |
11 | ヤマニンロージー | 牝 | 3 | 嶋田 | 53 | (美)萩原 | 初出走(ヤマニンスキー×ヤマニンシャープ) |
12 | ミシルドリーム | 牡 | 3 | 徳吉 | 55 | (美)内藤一 | 初出走(ミシル×マウントチェリー) |
13 | エンドレスドリーム | 牝 | 3 | 横山賀 | 53 | (美)石栗 | 初出走(コマンダーインチーフ×ステーツライツ) |
14 | ナイススピードオー | 牡 | 3 | 吉永 | 55 | (美)吉永 | 初出走(ポリッシュパトリオット×マチカネスキヤネン) |
15 | ローズシャワー | 牝 | 3 | 土谷 | 53 | (美)鈴木勝 | 初出走(ニホンピロウイナー×アグリーアブル) |
16 | ラベンダーシチー | 牝 | 3 | ▲梶 | 50 | (美)嶋田功 | 初出走(トウカイテイオー×マジョルカシチー) |
サテライトルビーの仔サテライトサンが新馬出走となったからには応援に行かないわけにはいかない。パーゴラ、サテライトルビーの牝系は活躍馬を排出。今や、サテライトセーを入れた親子3代で新井昭二牧場に繋養されているだけに、思い入れも深い。サテライトサンは牧場では人にこびない、どこか超然としたところがあって、それがかえって何かをやらかすのではと思わせたものである。そんな思いを抱きながら、松も明けない新春競馬に張り切って応援に出かけた。
パドックに現れたサテライトサン、馬体重462kgと牧場での小柄な感じから大きく成長を見せて、均整の取れた良い馬体を見せている。気配も落ち着いたもので堂々としたもの。どこか超然とした牧場での様子が今更ながら思い出された。なにか秘めたものを感じたものであったが、果たして今日の競馬にどう結びつくであろうか。一方、パドックは流石に初出走新馬戦のパドックらしく、立ち上がる馬、尻っぱねする馬がいるわ、あちこちでボロをするわで場内いささかザワついている。そんな中、サテライトサンの落ち着きは目立っていた。手綱を取る騎手は古川寛和騎手。なかなかカッコイイじゃないですか。
人気は稽古で経験馬相手に先着。大型馬ながら素質は十分との評価のダイワコジーン。2番人気がキングファラオの弟、素質が期待されるフサイチタイタン。この2頭が単勝3倍前後で拮抗。3番人気バトルモード、4番人気ロマネスクキコウ、が単勝10倍以下である。5番人気ナイススピードオーに続いて、サテライトサンの人気は単勝16倍とパドック開始時の22倍から大きく人気上昇。やはり、この落ち着きが好感をもたれたのであろうか。7番人気以下は、トップアタック、タイキグランジャー、キタノシラユリ、ラフィット、ヤマニンロージー、ラベンダーシチー、エンドレスドリーム、ザキャプテン、ローズシャワー、ミシルドリームであった。
レースは2コーナーポケットからのスタート。出遅れる馬も無くきれいなスタートだ。しかし行き脚がつかない馬もいて集団は直ぐに縦に伸びてくる。先手を取ったのは2ロマネスクキコウ。6サテライトサンも離れずその直ぐ外につけて追走。10ダイワコジーンが3番手で3頭が先頭集団を形成。3コーナーへ。
3コーナーでは先頭3頭に、2馬身差で7フサイチタイタン、16ラベンダーシチー。さらに4馬身後方に5トップアタック、13エンドレスドリーム、9タイキグランジャーなどが追走。それより後ろはばらけた間隔で、14ナイススピードオー、8ラフィット、15ローズシャワー、11ヤマニンロージーなどが必死に前を追う。4コーナーで16ラベンダーシチーが外に膨れて後退気味。直線手前で、2ロマネスクキコウ、6サテライトサン、10ダイワコジーン、7フサイチタイタンが競り合って横一線。
直線に向いて6サテライトサンが力尽きて後退。残り200mでは先頭2ロマネスクキコウ、2馬身差で10ダイワコジーン、半馬身外に7フサイチタイタン。直後に6サテライトサンという位置取り。ここから7フサイチタイタンが力強く抜け出して先頭に立つ。結局そのまま7フサイチタイタンが1着。2着はなんとか2ロマネスクキコウが粘り、1番人気の10ダイワコジーンが太めが響いたか3着。6サテライトサンは残り100mで後続の9タイキグランジャー、16ラベンダーシチー、11ヤマニンロージーあたりに交わされ、さらにゴール前でも他馬に交わされ結局10着であった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 7 フサイチタイタン 506 初出走 1:13.4 2 2 ロマネスクキコウ 480 初出走 3・1/2 3 10 ダイワコジーン 520 初出走 クビ 4 11 ヤマニンロージー 450 初出走 クビ 5 9 タイキグランジャー 464 初出走 クビ 6 16 ラベンダーシチー 418 初出走 クビ 7 4 バトルモード 478 初出走 1・1/2 8 1 キタノシラユリ 434 初出走 アタマ 9 5 トップアタック 460 初出走 3 10 6 サテライトサン 462 初出走 1/2 11 13 エンドレスドリーム 406 初出走 3・1/2 12 14 ナイススピードオー 432 初出走 1・3/4 13 8 ラフィット 442 初出走 1/2 14 12 ミシルドリーム 412 初出走 3 15 15 ローズシャワー 400 初出走 1・1/2 16 3 ザキャプテン 408 初出走 3/4
1200m戦とはいえ見せ場たっぷりのスピードを見せてくれたサテライトサン。もう少し力がついてくれば勝ち星はついてきそうな期待十分のレースであった。
レース前、まだ稽古不足と田子師が述べておられたので、1度使ってがらりと変って欲しいもの。中山8日目のダート牝馬1200m戦に出走か?