サテライトジュニア「がんばる記」
2000年12月9日(土) 3歳未勝利 サラ系3歳 [指] (馬齢)
第6回中山3日目 第2レース (ダ1,800m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 質 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | 差 | ユウワンキング | 牡 | 3 | ロバー | 54 | (美)久保田 | 中山12/03 未勝利 ロバー54 ダ12 4/15 466 |
2 | 先 | エーピーゲン | 牡 | 3 | 勝浦 | 54 | (美)藤原 | 中山12/03 未勝利 勝浦54 ダ18 9/12 504 |
3 | 差 | シルクフリージア | 牝 | 3 | 蛯名 | 53 | (美)畠山重 | 東京11/18 未勝利 田中勝53 ダ16 8/13 432 |
4 | 差 | マイネルアバランチ | 牡 | 3 | 吉田 | 54 | (美)高橋裕 | 東京11/25 未勝利 松永幹54 芝20 6/18 460 |
5 | 差 | ジョリーズテイスト | 牝 | 3 | 高山 | 53 | (美)佐藤全 | 東京11/18 新馬 横山義53 ダ12 7/11 446 |
6 | 差 | サテライトジュニア | 牡 | 3 | 土谷 | 54 | (美)田子 | 東京11/18 未勝利 村田54 ダ16 3/13 448 |
7 | 差 | ニシノオーディン | 牡 | 3 | ☆北村 | 54 | (美)上原 | 東京11/25 未勝利 後藤54 芝20 9/18 486 |
8 | 差 | ニシノフロイデ | 牡 | 3 | 田中勝 | 54 | (美)飯塚 | 東京11/18 未勝利 的場54 ダ16 5/13 502 |
9 | 差 | カチケンザン | 牡 | 3 | 村田 | 54 | (美)嶋田功 | 東京11/19 未勝利 村田54 ダ12 5/15 514 |
10 | 差 | アステカシチー | 牡 | 3 | 郷原 | 54 | (美)田村駿 | 東京11/18 未勝利 郷原54 ダ16 6/13 484 |
11 | 差 | アイランドサン | 牡 | 3 | 横山典 | 54 | (美)鈴木康 | 東京11/19 新馬 二本柳53 芝12 2/13 442 |
12 | 差 | マイネルスリル | 牡 | 3 | ハリソ | 54 | (美)前田 | 東京11/19 未勝利 ハリソ54 ダ12 11/15 470 |
13 | 差 | タケデンジョーカー | 牡 | 3 | 宗像 | 54 | (美)高橋義 | 東京11/25 未勝利 宗像54 芝20 12/18 440 |
14 | 差 | サントシエロ | 牡 | 3 | 柴田善 | 54 | (美)伊藤圭 | 東京11/04 未勝利 横山典54 ダ14 5/14 464 |
15 | 先 | ルタンフィル | 牝 | 3 | 小林淳 | 53 | (美)萱野 | 東京11/25 未勝利 小林淳53 芝20 15/18 434 |
16 | 差 | リンガスロバリー | 牡 | 3 | ペリエ | 54 | (美)谷原 | 東京11/26 新馬 吉田54 ダ16 3/12 482 |
前走、前々走と広い東京コースで3、5着と好走を見せたサテライトジュニア。20世紀最後の暮れの中山開催で3歳のうちに1勝をあげたいもの。しかしこればかりは相手があること。頑張るしかない。今回は、またまた距離伸びて1800m。ダートの中距離。この距離でも、しっかりやれることは証明しておきたい。鞍上は乗り替わって土谷智紀騎手。前走で結果を出している村田一誠騎手は9号馬に持って行かれたかたち。しかし、そんなハンデも跳ね返して良い競馬を見せてもらいたいもの。
前週の凍えるような寒さから、一転暖かくなった中山競馬場にサテライトジュニアの応援に勇躍乗り込む。クリスマス気分の飾り付けが華やかな中山競馬場。有馬記念まで一気に突進っていう感じだが、気温の高いのがなんだかそぐわない。恒例のスプリンターズSも今年からこの時期ではないし、やっぱり変、、、
パドックに現れたサテライトジュニア。前回同様、ブリンカー装着。折角の流星が半分隠れて見えない。やっぱりメンコをつけない方がいいなあと一人ごちる筆者であった。前回の9月に比べて馬体重も増えて体は良くなってきた。しかし、動作がせわしなく首を振ったり、小走りになったり、少々イレ込み気味である。競馬をする気になって来たかな?3歳だからまあしょうがないだろう。
人気は前走、東京ダートで3着と好走。鞍上ペリエも好材料の、リンガスロバリーが断然の1番人気で単勝2倍。以下、離れてマイネルアバランチ、アイランドサン、ユウワンキング、カチケンザン、ニシノフロイデ、ニシノオーディン、サントシエロと、続くは牡馬ばかり。我がサテライトジュニアは単勝20数倍の9番人気。エーピーゲン、ルタンフィル、タケデンジョーカー、アステカシチー、シルクフリージア、マイネルスリル、ジョリーズテイストと続く。前走3着とはいえサテライトジュニアは9番人気。メンバーが揃っているということか。騎手が跨っても気配は変わらず、馬道へ。返し馬も良い具合。
レーススタート。とたんに6枠あたりで1頭がつまずく。なんとよく見れば6サテライトジュニアではないか。落馬しなかっただけでもメッケものの激しいつまずきだっただけに、落馬しなかったことを良しとするしかないか。とはいえ、スタートの不利で最初から最後方と大きなハンデを背負わされるはめになった。スタート後、正面スタンド前では15ルタンフィルが先頭。以下、1馬身差で9カチケンザン、14サントシエロが続く。さらに内に7ニシノオーディン、外に3番人気11アイランドサン。1馬身おいて2番人気4マイネルアバランチ、8ニシノフロイデ、1番人気の16リンガスロバリーと人気馬が中段に控えるも中段はごちゃついている感じ。中段から後ろには12マイネルスリル、2エーピーゲン、1ユウワンキングあたりが追走。6サテライトジュニアの鞍上、土谷騎手、遅れを取り戻そうと必死に追い上げる。
1コーナーから2コーナーでは6サテライトジュニアは無理せず12番手あたりに位置する。先頭の15ルタンフィルはさらに後続を引き離そうと差を広げる。2番手に3馬身くらいのアドバンテージ。2コーナーを過ぎたあたりから6サテライトジュニアも徐々に前を捉えようと外側を追い上げる体勢。レースはハイペースの様相。前方では先頭の15ルタンフィルに9カチケンザン、7ニシノオーディンが迫ってくる。8ニシノフロイデが14サントシエロをかわして4番手に、16リンガスロバリーも先行の6頭を視野に入れて7番手まで進出。3コーナーへ。
3コーナーから4コーナーへかけて先頭15ルタンフィルに9カチケンザンが並びかける。直後に7ニシノオーディン、8ニシノフロイデの西山軍団。4頭が激しく競り合う。直線に向いたところで4ニシノフロイデが物見をしたか、大きく逸走し、あわや落馬かと思わせたが立て直してレースに復帰。坂下で15ルタンフィルを交わして9カチケンザンが先頭に、粘る7ニシノオーディンも15ルタンフィルを交わして2番手に上がる。ここで15ルタンフィルは脱落。替わって残り100mで大外を16リンガスロバリーが激しく追い込む。連れてさらに後方から1ユウワンキングも追い上げてくる。
結局、粘る9カチケンザンをゴール直前差し切った16リンガスロバリーが1着。2着は9カチケンザン。後方から追い上げた1ユウワンキングが、7ニシノオーディンを交わしたものの2着には届かず3着。6サテライトジュニアも良く追い上げたが第2集団の先等に躍り出て5着を確保したところがゴールであった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 16 リンガスロバリー 482 0 1:56.8 2 9 カチケンザン 510 -4 1/2 3 1 ユウワンキング 468 +2 3/4 4 7 ニシノオーディン 490 +4 1 5 6 サテライトジュニア 452 +4 5 6 8 ニシノフロイデ 504 +2 1・1/2 7 10 アステカシチー 488 +4 1/2 8 11 アイランドサン 446 +4 アタマ 9 15 ルタンフィル 426 -8 クビ 10 3 シルクフリージア 436 +4 1・3/4 11 2 エーピーゲン 492 -12 ハナ 12 14 サントシエロ 464 0 3/4 13 12 マイネルスリル 470 0 5 14 5 ジョリーズテイスト 444 -2 1/2 15 4 マイネルアバランチ 462 +2 1/2 16 13 タケデンジョーカー 446 +6 9 スタートでつまずいて最後方。ここから、盛り返して掲示板に載るとはアッパレ!サテライトジュニア!くじいて、さぞや肢は痛かっただろうに。こんな根性があるとは正直見直した。体重もまたまた増えて、とうとう450kg台。初勝利も間近ではと確信する1戦であった。がんばれ!サテライトジュニア!勝利は目の前!