セトノランボー「がんばる記」
2002年10月1日(火) オクトーバーオープン アラブ系3歳以上 A1
第14回名古屋2日目 第11レース (ダ1,800m) 雨 不良
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | キソノコウリューウ | 牡 | 3 | 戸部 | 52 | (名古)地辺 | 名古09/05 初秋特別 ダ16 戸部54 1/10 456 |
2 | ディアルレーブ | 牝 | 5 | 柴田直 | 52 | (名古)内村 | 名古09/20 長月オープン ダ16 柴田直52 3/12 502 |
3 | ヘイセイチェッカー | 牝 | 5 | ☆宮下瞳 | 53 | (名古)栗田 | 名古09/20 長月オープン ダ16 宇都54 8/12 476 |
4 | グレンゼスター | 牡 | 4 | 河端 | 53 | (名古)宮本仁 | 名古09/20 長月オープン ダ16 河端53 6/12 474 |
5 | ゴールドランプ | 牡 | 5 | 兒島 | 54 | (名古)塚田 | 名古09/20 長月オープン ダ16 宇佐美54 12/12 484 |
6 | イクノブライト | 牝 | 6 | 吉田 | 53 | (名古)田中敏 | 名古09/06 セプテンバーオープン ダ16 吉田53 7/11 450 |
7 | ケーエスカッスル | 牝 | 4 | 宇佐美 | 52 | (名古)錦見 | 名古09/19 秋分特別 ダ16 竹下太54 3/10 426 |
8 | クールショー | 牡 | 7 | 満田 | 55 | (名古)錦見 | 名古09/20 長月オープン ダ16 満田55 5/12 442 |
9 | ワンダーキャッスル | 牡 | 6 | △大畑 | 51 | (名古)野島 | 名古09/06 セプテンバーオープン ダ16 大畑50 取り消 |
10 | セトノランボー | 牡 | 5 | 宇都 | 53 | (名古)伊藤定 | 名古09/20 長月オープン ダ16 兒島53 2/12 516 |
11 | ケイウントップ | 牡 | 4 | 横井 | 52 | (名古)藤ケ男 | 名古09/20 長月オープン ダ16 横井52 4/12 456 |
12 | グロリアスメロディ | 牝 | 6 | 安藤貴 | 53 | (名古)伊藤光 | 名古09/20 長月オープン ダ16 安藤貴53 10/12 442 |
上山佐藤茂厩舎でデビューしたセトノランボー、2歳の冬に同期の馬たちがぞくぞくと移籍するときの調教師さんとの会話、「この仔は成績が良くないから移籍は見合わせだよ。もう少し力をつけないとね」。確かにその時わずかに1勝。晩生の血統のようだし、馬体重もあるだけに、「これから強くなるんだよ」と念を押して厩舎を辞したものだった。果たして、3歳の春は苦戦していたものの、ようやく秋になって本格化、3勝を上げて特別戦にも挑戦してくれた。
その後、晴れて名古屋競馬場に移籍してから、なんと破竹の10連勝をしたのだった。とんとん拍子にアラブのA2クラスまで上がったものの、そこはやはりアラブの有力馬がいる東海地区、クラスの壁に当たってさすがのセトノランボーもトップクラスではたやすく勝利をあげられないのが現状だ。しかし、それでも上位争いをしてA1クラスの常連として活躍してくれている。
さて今日はオクトーバーオープン。アラブA1クラスである。名古屋にはアラブの今や最強馬だろうマリンレオ、2番手ブラウンダンディなどが所属しているが、今回はお休み。ここはチャンス!勝ちたいところだ。人気はなんと我がセトノランボーが1番人気。このところとセトノランボーも勝ち負けを繰り広げている牝馬の有力馬ヘイセイチェッカーが2番人気。3番手以下は、これも牝馬のディアルレーブ、イクノブライト。5番人気に3歳のトップクラスでアラブカップ、アラブ王冠の勝ち馬キソノコウリューウ。古豪7歳クールショーが6番人気。以下、ケンタウロスカップの勝ち馬グレンゼスター、ケイウントップ、グロリアスメロディ、ゴールドランプ、ケーエスカッスル、ワンダーキャッスルの順であった。セトノランボーの鞍上は宇都騎手。このところの主戦騎手だ。
レースは1800m。スタートは2コーナーから。かなりの強い雨が降る中、レーススタート。8クールショー、11ケイウントップがスタート良くとび出すが、それを抑えたのは6イクノブライト。10セトノランボーも上手くスタートして外目の4番手につける。内に1キソノコウリューウ、3ヘイセイチェッカーが入って6頭ぐらいの集団に。1馬身半差で2ディアルレーブ、さらに9ワンダーキャッスル、4グレンゼスターあたりが追走。
スタンド前で先頭は6イクノブライト、2馬身差で1キソノコウリューウ、1馬身差で8クールショー。10セトノランボーが3ヘイセイチェッカーを交し、さらに8クールショーを交す勢いで上がって行く。1馬身半差で3ヘイセイチェッカー、2ディアルレーブ。おくれて、4グレンゼスター,9ワンダーキャッスルが追走。5馬身おくれて7ケーエスカッスル、11ケイウントップ、12グロリアスメロディが追走し、最後方に5ゴールドランプという隊形。
向こう正面で6イクノブライトのリードがなくなり、1キソノコウリューウ、8クールショー、10セトノランボー、2ディアルレーブの4頭が追い詰めてほぼ横一線になって先頭争いに。3ヘイセイチェッカーが直後で差を詰めにかかってくる。3−4コーナー中間で抜け出したのは10セトノランボー。内で1キソノコウリューウが粘るが、外から3ヘイセイチェッカーが一気に追い上げる。しかし、10セトノランボーは後続に既に3馬身の差をつけて直線へ。
結局、早め先頭に立った10セトノランボーが直線でリードを保ったまま1着。2着は3ヘイセイチェッカーが4コーナーで先を行く馬たちを交したものの先頭には届かなかった。3、4着には後方待機の12グロリアスメロディ、5ゴールドランプが入った。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 10 セトノランボー 516 0 1.56.9 2 3 ヘイセイチェッカー 478 +2 2・1/2 3 12 グロリアスメロディ 444 +2 3/4 4 5 ゴールドランプ 484 0 1・1/2 5 2 ディアルレーブ 514 +12 1/2 6 1 キソノコウリューウ 464 +8 3/4 7 8 クールショー 448 +6 1/2 8 4 グレンゼスター 478 +4 2 9 11 ケイウントップ 462 +6 クビ 10 7 ケーエスカッスル 436 +10 7 11 9 ワンダーキャッスル 460 -12 クビ 12 6 イクノブライト 454 +4 2・1/2
やってくれました!1着!A1クラスでしかも長丁場1800mに勝ったことに価値があると思う。暮れのシルバー争覇、新年の名古屋杯などに向かって頑張って欲しいものだ。
注)ダイナミック競馬ChannelのTV映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。