ローテーション「がんばる記」

1999年2月4日(木) フェブラリーオープン アラブ系一般(A1)
第23回名古屋5日目 第10レース (ダ1,800m) 晴れ 稍重

出走馬

馬名 騎手 斤量 厩舎 前走
1 ヘイセイショウザン 7 宮下瞳 50 (名)竹口 名01/19 静岡県畜産特別(A2) 7着
2 サンドステップ セン 8 丸野 53.5 (名)今津 名01/21 ジャニュアリオープン(A1) 5着 480
3 ツルギネオン 6 安部 51.5 (金)清水 名01/21 ジャニュアリオープン(A1) 9着 506
4 ローテーション 6 吉田稔 53.5 (名)竹下 名01/21 ジャニュアリオープン(A1) 1着 438
5 サンデンビスタ 7 岡部 55.5 (名)荒木 笠01/02 アラブギフ大賞典(SP1) 5着
6 ヨウメイリンゴ 7 藤原 50 (名)野島 名01/19 静岡県畜産特別(A2) 4着
7 ウイニングアクター 6 半杭 51 (名)山田 名01/21 ジャニュアリオープン(A1) 7着 464
8 ツキノアモーレ 7 小野 50.5 (名)伊藤 名01/21 ジャニュアリオープン(A1) 6着 438
9 イナズマハリケーン 6 柴田 49 (名)冨田 名01/21 ジャニュアリオープン(A1) 12着 478
10 トキノエンデバー 6 宮下康 51.5 (名)永田 名01/21 ジャニュアリオープン(A1) 8着 418
11 フジベンツ 8 戸部 52.5 (名)福田 名10/28 神無月オープン(A1) 8着
12 シャンデリアボーイ 9 宇都 55.5 (名)竹口 名12/02 デッセンバーオープン(A1) 5着

前走、1/21のジャニュアリオープンでは、前々走アラブギフ大賞典の太めから6kg絞って438kgと、すっきりした馬体となったローテーション、2着に7馬身差の圧勝をとげた。ジャニュアリオープン後に馬主の森さんから、次走は2/4と聞いていた。ここは、2週間の間を取って順調に駒を進めて来たのであろう。相手関係から見て、ローテーションが1番人気の本命であろう。相手は、同じアラブギフ大賞典で5着と期待を裏切ったサンデンビスタ。久々を1回使って、状態は上がっているはず。今回はローテーションサンデンビスタの一騎打ちと見て良いであろう。(以上、事前予想)

ローテーションの馬体重は436kgと前走比-2kgで、申し分のない馬体であった。レースはスタートから4ローテーションと5サンデンビスタがハナを取ろうと、やりあうかたちとなった。騎手同士の意地の張り合いが裏目となった形だ。吉田騎手もまずいと思ったのか、200mあたりで、控えて5サンデンビスタを前に行かせる。これに、12シャンデリアボーイがからんで、前で3頭が牽制しあう。加えて、ペースが速くないものだから、スタンド前は言うに及ばず向こう流しまで、4ローテーションと5サンデンビスタは掛かり通しであった。結局、レースの流れが合わず、3ツルギボタンと、10トキノエンデバーにかわされてローテーションは3着となり、レースは大荒れであった。

馬主の森さんは「これまで、ローテーションサンデンビスタは都合3回同じレースを使ったが、いつもやり合ってお互いにつぶれていた。それだけが心配だった」と、おっしゃる。その心配が現実のものとなったレースであった。今後は、なるべく当たらないようにしなければ。それにしても、金沢のツルギネオン、大雪の天候がよほど嬉しかったのでしょうか、大金星でした。

レース結果

馬名 体重 タイム/差
1 3 ツルギネオン -4 2.00.3
2 10 トキノエンデバー -8 1・1/2
3 4 ローテーション -2 アタマ
4 8 ツキノアモーレ -6 1/2
5 7 ウイニングアクター -4 クビ
6 6 ヨウメイリンゴ +2 3
7 11 フジベンツ +10 1/2
8 5 サンデンビスタ 0 クビ
9 1 ヘイセイショウザン +2 1/2
10 9 イナズマハリケーン 0 3
11 2 サンドステップ 0 2
12 12 シャンデリアボーイ +2 5

レース後のビデオを見るとローテーションはずっと内にささりっぱなしであったとのこと。体調が良くない時の兆候らしい。このため、ローテーションは後肢に軽くササ針を打って体勢を立て直すとのこと。また、レース間隔も今後は開けて行くとのこと。次走は3/10の名古屋の、オープン戦を使う予定。もちろん、サンデンビスタとは一緒に出ません。サンデンビスタは3/2笠松の桃花特別の予定だそう。

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