ハセノスマイル「がんばる記」
2001年1月14日(日) 京成杯(G3) サラ系3歳 オープン (混)[特指] 別定
第1回中山6日目 第11レース (芝2,000m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 質 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | 追 | トーアコマンダー | 牡 | 3 | 大西 | 55 | (美)崎山 | 阪神12/23 たんぱ杯(G3) 和田54 芝20 7/12 474 |
2 | 差 | マイネルカーネギー | 牡 | 3 | 吉田 | 55 | (美)稲葉 | 中山12/10 朝日杯3歳S(G1) 吉田54 芝16 7/16 464 |
3 | 差 | マイネアクティース | 牝 | 3 | 小野 | 53 | (栗)斎藤 | 中京12/17 中京3歳S 太宰53 芝18 3/15 410 |
4 | 先 | コスモリバーサル | 牡 | 3 | 小林淳 | 55 | (美)後藤 | 中山12/24 ホープフルS 小林淳54 芝20 3/10 496 |
5 | 差 | ハセノスマイル | 牡 | 3 | 嘉藤 | 55 | (美)後藤 | 東京11/04 百日草500 蛯名54 芝1800 8/12 462 |
6 | 追 | エーピーキングダム | 牡 | 3 | 江田照 | 55 | (美)藤原辰 | 中山12/23 新馬 蛯名54 芝20 1/14 454 |
7 | 逃 | シュアハピネス | 牡 | 3 | 柴田善 | 55 | (美)新川 | 中京12/17 中京3歳S 古川吉55 芝18 12/15 460 |
8 | 先 | ユーワレキシントン | 牡 | 3 | 岡部 | 55 | (美)堀井 | 中山12/10 未勝利 岡部54 芝20 1/18 484 |
9 | 追 | ボーンキング | 牡 | 3 | ハリソ | 55 | (栗)松田国 | 阪神12/24 新馬 デムーロ54 芝20 1/12 510 |
10 | 先 | ロイヤルキャンサー | 牡 | 3 | 北村 | 55 | (栗)森 | 阪神12/10 未勝利 デムーロ54 芝14 1/14 446 |
11 | 追 | プレジオ | 牡 | 3 | 横山典 | 55 | (美)藤沢和 | 中山12/02 葉牡丹賞500 横山典54 芝20 1/13 418 |
12 | 差 | スガノリベンジ | 牡 | 3 | 的場 | 55 | (美)上原 | 中山 1/05 朱竹賞500 蛯名55 ダ12 8/15 480 |
13 | 追 | オリサーバ | 牡 | 3 | 田中勝 | 55 | (美)伊藤雄 | 阪神12/23 新馬 武豊54 ダ18 1/9 486 |
14 | 先 | マイネルエスケープ | 牡 | 3 | 蛯名 | 55 | (栗)佐々晶 | 阪神12/23 たんぱ杯(G3) 幸54 芝20 5/12 504 |
牡馬クラシック戦線に大きく関わる京成杯(G3)。皐月賞と同じ中山の芝2,000mである。登録メンバーを見るとなんと、ハセノスマイルがいるではないか。ハセノスマイルは前走東京の百日草特別後、美浦に入厩。なかなか馬名登録されないのでどうなっているのかと気を揉んでいたところにこの朗報。フルゲート16頭に登録18頭である。このまま何も無ければ回避馬も出るのでハセノスマイルは出走可能であろう。しかし、未だ盛岡で1勝した[地]馬である。いきなりG3は少々荷が重いのでは。一流どころに胸を借りるのは良いが、恥ずかしくない競馬をしてくれることを願って、(勇んで)中山競馬場に向かった。
冬の日差しは弱々しい。この時期中山メインの時刻では、日が傾いてパドックは薄暗い。そんな中、ハセノスマイルが馬道から現れた。前走はパドックでメンコをしていたが、今回は素顔のまま。二人引きで見習い騎手と厩務員さんがニコニコしながら引き馬をしている。馬自体は前走の堂々とした感じから、少々雰囲気に飲まれたように落ち着かない感じ。パドックに入ってきた時から小走りになっている。ガンバレ!ハセノスマイル!プレッシャーを跳ね返せ!
人気は前走芝2000mの葉牡丹賞を快勝したプレジオが1番人気。馬体重がないのが少々気になる。2番人気はメジロマックイーン産駒マイネルエスケープ。前走5着も、粘りのある所が買われている。3番人気はフサイチコンコルドの弟ボーンキング。新馬2戦目で強い勝ち方をした。以下、マイネルカーネギー、コスモリバーサル、シュアハピネス、エーピーキングダム、ロイヤルキャンサー、オリサーバ、ユーワレキシントン、マイネアクティース、トーアコマンダーと続く。(地)馬2頭の、スガノリベンジ、ハセノスマイルは最低人気を争った。これは仕方が無いところ。ハセノスマイルの鞍上は今回から新人嘉藤騎手に乗り替わった。
レースは4コーナー出口からスタートする。スタート良く飛び出したのは5枠2頭。スタンド前では外8ユーワレキシントン内7シュアハピネスが並走。2馬身おかれて4コスモリバーサル、さらに1馬身差で10ロイヤルキャンサー、半馬身差の内に6エーピーキングダムと続く。5ハセノスマイルはその直後7頭くらいの集団のなかで気持ちよく走っている。1コーナーでは先頭8ユーワレキシントン、2番手4コスモリバーサル、3番手7シュアハピネスと入れ替わる。以下は集団で、前に10ロイヤルキャンサー、6エーピーキングダム。直後の内に9ボーンキング、外14マイネルエスケープ。さらに、2マイネルカーネギーが単騎追走。5ハセノスマイル、11プレジオ、13オリサーバと続く。12スガノリベンジ、3マイネアクティース、1トーアコマンダーはやや離される。
1、2コーナーにかけて2マイネルカーネギーが内をするすると上がって4番手まで上がってくる。直線に向いてさあというところ、向こう正面で2マイネルカーネギーの騎手が手綱を絞って立ち上がってしまい、一瞬で後退。何があったのか?しかし、立て直してレースは続く。3コーナーで前を行く8ユーワレキシントン、4コスモリバーサル、以下7シュアハピネス、10ロイヤルキャンサー、14マイネルエスケープ、6エーピーキングダム、2マイネルカーネギー、9ボーンキングと後続6頭は3馬身くらい離されてしまった。5ハセノスマイルは後方集団の先頭にいる。4コーナーに向けて5ハセノスマイル、11プレジオ、3マイネアクティース、1トーアコマンダーあたりが前の集団に接近してくる。レースは4コーナーを回って直線に。
残り200mで先頭を行く8ユーワレキシントン、4コスモリバーサルを14マイネルエスケープが交わして先頭に立つ。しかし、大外を怒涛のように追い込んできたのは9ボーンキング。結局、9ボーンキングが14マイネルエスケープをクビ差で差し切って1着。14マイネルエスケープは惜しくも2着。3着は好位追走していた10ロイヤルキャンサーが1番人気11プレジオの追撃をしのいで確保。しかし4着以下8着まではアタマ、ハナ、クビ、ハナ、ハナと接近戦であった。我が5ハセノスマイルは追い上げできず12着であった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 9 ボーンキング 506 -4 2:03.2 2 14 マイネルエスケープ 504 0 クビ 3 10 ロイヤルキャンサー 448 +2 1・1/4 4 11 プレジオ 432 +14 アタマ 5 4 コスモリバーサル 486 -10 ハナ 6 2 マイネルカーネギー 470 +6 クビ 7 1 トーアコマンダー 474 0 ハナ 8 6 エーピーキングダム 462 +8 ハナ 9 8 ユーワレキシントン 488 +4 1・1/2 10 3 マイネアクティース 414 +4 1・1/4 11 7 シュアハピネス 460 0 1・1/4 12 5 ハセノスマイル 458 +4 5 13 12 スガノリベンジ 480 0 3・1/2 14 13 オリサーバ 484 -2 1・3/4
今回はいきなりのG3レースで相手が強すぎたというのが正直なところ。自己条件でしっかり、勝つ事を覚えていきたいもの。それには稽古あるのみだね。次走の変わり身に期待しよう。