サテライトエース「がんばる記」
2000年9月10日(日) 3歳新馬 サラ系3歳 [指] (馬齢)
第5回中山2日目 第4レース (芝1,200m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | ベルウェザー | 牝 | 3 | 村田 | 53 | (美)和田 | 初出走(クリエイター×エアブラッサム) |
2 | ラブダンスサイト | 牡 | 3 | 菊沢徳 | 53 | (美)萩原 | 初出走(ダンスインザダーク×タガノハニー) |
3 | ファーストバッハ | 牡 | 3 | 吉永 | 53 | (美)元石 | 初出走(カーネギー×フェアリーマインド) |
4 | ボンベイサファイア | 牝 | 3 | 坂井 | 53 | (美)松山 | 初出走(トニービン×アンガルレ) |
5 | ケイエスバトラー | 牡 | 3 | 柴田未 | 53 | (美)久保田 | 初出走(フレンチグローリー×クインチヨセー) |
6 | ライデンノハナ | 牝 | 3 | 柴田大 | 50 | (美)成宮 | 初出走(ワカオライデン×サンキョウハゴロモ) |
7 | ベルグヤマト | 牡 | 3 | 郷原 | 53 | (美)山田 | 初出走(アレアズマ×ベストタイム) |
8 | トーホウマドンナ | 牝 | 3 | ▲嘉藤 | 52 | (美)田中清 | 初出走(ラムタラ×アメリカズヒロイン) |
9 | ユーワジェンヌ | 牝 | 3 | 中館 | 53 | (美)小林 | 初出走(キンググローリアス×ハーデイトウショウ) |
10 | シェアエレガンス | 牝 | 3 | 小野 | 53 | (美)藤原辰 | 初出走(ラムタラ×メアリーリノア) |
11 | サテライトエース | 牡 | 3 | 高山 | 53 | (美)手塚 | 初出走(スターオブコジーン×サテライトマック) |
12 | タマビッグローズ | 牝 | 3 | 玉井 | 53 | (美)古賀一 | 初出走(マイニング×タマビッグギャル) |
13 | エツザン | 牡 | 3 | 大塚 | 53 | (美)田子 | 初出走(ミホシンザン×オレグアッパ) |
14 | マイネシンデレラ | 牝 | 3 | 田中勝 | 53 | (美)畠山吉 | 初出走(タマモクロス×ケリーバッグ) |
中央3歳1番乗りは僚馬サテライトジュニアに譲ったものの、早くからトレセンに入厩して稽古を積んできたサテライトエース。満を持しての中央場所登場である。期待のスターオブコジーン産駒、顔良し体良しの牧場期待の馬だけに応援にも力が入る。
残暑厳しい中山競馬場の第2レース。パドックに現れたサテライトエースは残念ながらメンコをしている。流星が奇麗な馬だけに素顔を出して欲しいというのが正直なところ。しかし、新馬だけに用心のためメンコは必要であろう。緒戦だけにどんな馬体で出てくるか不安であったが、馬体重460kgという発表。もう少し絞れるかなというのが偽らざる印象。まあ、私のパドック眼は当てにはならぬが、、、競馬専門紙ではサテライトエースの動きはなかなか良いとの評価を得ているようで、◎を打っている予想屋も何人かいる。
人気は3歳戦に強いマイネル軍団の1頭、マイネシンデレラ。トニービン産駒のボンベイサファイアが2番人気。新種牡馬ダンスインザダーク産駒のラブダンスサイトが3番人気。4番人気が我がサテライトエース。以下、タマビッグローズ、ファーストバッハと続き、ラムタラ産駒、トーホウマドンナが7番人気。ライデンノハナ、ベルグヤマト、ベルウェザー、ユーワジェンヌ、シェアエレガンス、ケイエスバトラー、エツザンと人気順。出走全頭の父が全部違うというのも珍しいのでは?
サテライトエースの鞍上は高山騎手。あまりなじみはないが長身の若手と聞いている。どういうレースをしてくれるのか楽しみである。止まれの合図があって騎手騎乗。さっそうと馬道に消えていった。
レースは芝の1200m。ご存知2コーナースタートの電撃戦である。馬場入りもスムーズにいって、さて駈足に入るかというところで、ガクっとつまずいたのはサテライトエース。乗っている騎手本人はどおってこと無かったのだろうが、見ている方は一瞬ヒヤリとする場面であった。しかし、何も無かったかのように返し馬に消えていった。まずは一安心。
レーススタート。スタート直後の直線で各馬懸命の先頭争いを繰り広げる。スタート良くハナを切ったのは3ファーストバッハ。2番人気の4ボンベイサファイア、6ライデンノハナが続く。3コーナーで先頭は3ファーストバッハ、4ボンベイサファイア、6ライデンノハナの3頭が雁行状態。激しい先頭争いである。続いて、5馬身も離れて1番人気の14マイネシンデレラが単独4番手。さらに、後方3馬身差で9ユーワジェンヌ。そのさらに後方に同じく3馬身差で1ベルウェザー、1馬身差で10シェアエレガンスと後続は離される一方。さらに2馬身おくれて12タマビッグローズ、5ケイエスバトラー、7ベルグヤマト、8トーホウマドンナ、13エツザンが小集団を形成している。我が11サテライトエースは3番人気2ラブダンスサイトと共に最後方。短距離でこの差は致命的か。
4コーナーで先頭は尚も3頭の争い。14マイネシンデレラが若干前に詰め寄っているがその他各馬の位置取りはかわらない。直線坂があるだけに、各馬の騎手は直線に賭けるつもりだろう。そんな中、11サテライトエースはついに最後方まで下がってしまって前の馬とは3馬身も差がついてしまった。万事休す・・・
直線に向いて残り200mから14マイネシンデレラが鋭く追い込んできて、前の馬を並ぶ間もなく差し切る。結局、14マイネシンデレラが2着に3馬身半の差をつけて圧勝。強すぎる・・・2着は逃げた3ファーストバッハが3着に2馬身半差で確保。3着は中段から追い上げた10シェアエレガンスが、さらに鋭い脚で追い込んだ8トーホウマドンナをアタマ差押さえて入線。我が11サテライトエースは、最後方から直線の残り50mで前を行く2頭を交わして12着。期待を裏切る結果であった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 14 マイネシンデレラ 418 初 1:11.2 2 3 ファーストバッハ 432 初 3・1/2 3 10 シェアエレガンス 438 初 2・1/2 4 8 トーホウマドンナ 422 初 アタマ 5 2 ラブダンスサイト 458 初 1・1/4 6 9 ユーワジェンヌ 466 初 1・1/2 7 12 タマビッグローズ 454 初 1/2 8 4 ボンベイサファイア 478 初 1・1/4 9 7 ベルグヤマト 464 初 クビ 10 1 ベルウェザー 440 初 2 11 5 ケイエスバトラー 464 初 3/4 12 11 サテライトエース 460 初 4 13 13 エツザン 426 初 3/4 14 6 ライデンノハナ 450 初 アタマ 人気を裏切ってしまったサテライトエース。レースぶりから未だ競馬が分かっていないのではという印象を受けた。体は十分あるのだから、もう少し稽古を積んでいけば必ず結果は出るであろう。厩舎スタッフの手腕に期待したい。