ヒジリマック「がんばる記」
2002年8月30日(金) サラ系 2歳新馬
第6回 船橋5日目 第4レース (ダ1,000m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | ジョルジェ | 牡 | 2 | 桑島 | 53 | (船橋)山浦武 | 初出走(父:コマンダーインチーフ、母:コクトハピネス) |
2 | オリジナルステップ | 牡 | 2 | 湯浅 | 53 | (船橋)林正人 | 初出走(父:ブラックタイアフェア、母:ダイナソシエ) |
3 | ドゥオーモ | 牡 | 2 | 左海 | 53 | (船橋)佐々清 | 初出走(父:クリエーター、母:スバルマリーン) |
4 | ベルモントバーディ | 牝 | 2 | 張田 | 53 | (船橋)岡林 | 初出走(父:リンドシェーバー、母:カントリーガール) |
5 | ブレーヴジェーン | 牝 | 2 | 内田 | 53 | (船橋)宮園 | 初出走(父:ワカオライデン、母:エレンガール) |
6 | カミノアゲイン | 牡 | 2 | ▲林幻 | 50 | (船橋)田中美 | 初出走(父:アマジックマン、母:ポリテイフライト) |
7 | ルイボスリアリイ | 牡 | 2 | 石崎 | 53 | (船橋)川島正 | 初出走(父:リアルシャダイ、母:サンミクイン) |
8 | ミラクルミヤビ | 牡 | 2 | 石井 | 53 | (船橋)函館喜 | 初出走(父:ヒシアケボノ、母:ナカサトカップ) |
9 | タヤスカム | 牡 | 2 | 山田 | 53 | (船橋)柿本義 | 初出走(父:タヤスツヨシ、母:タヤスアジサイ) |
10 | ヒジリマック | 牡 | 2 | 佐藤隆 | 53 | (船橋)佐々総 | 初出走(父:スターオブコジーン、母:サテライトマック) |
11 | シーザーフォンテン | 牡 | 2 | 佐藤祐 | 53 | (船橋)波多野 | 初出走(父:メジロディザイヤー、母:ミスオートロマン) |
20世紀生まれ最後の世代がいよいよデビュー。この世代、サテライト軍団唯一の船橋入厩のヒジリマックがいよいよデビューである。今年の5月に担当厩務員さんから様子を聞かせてもらって以来、今か今かと待っていたが、ようやくデビューにこぎつけた。姉のヒジリケーも船橋在厩で既に2勝を上げている。緒戦からどーのこーのでなく、次につながる競馬を期待したいもの。
パドック開始。ヒジリマックは2人引きでパドックに入ってくる。やはり新馬だけに、落ち着かない様子。周りをきょろきょろ見回して、ちょっと跳ねたり、速歩になったり。ついには後肢で立ち上がってしまった。そのたびに引き手になだめられている。とうとうたまりかねた他の厩務員さんが、「中に入っていなよ!」と進言。他の1頭と一緒にパドックの中の芝部分を周回するはめに、、、馬は基本的に怖がりだけに、パドック周りに沢山の人がいるのが怖いのだろう。これも慣れればどうということもないのだが、新馬では仕方ないよね。
人気は能力試験1着でタイムも抜けていたベルモントバーディ、ブレーヴジェーンの2頭が1、2番人気。ついで追いきりタイムがよかったルイボスリアリイが3番人気。以下、シーザーフォンテン、ジョルジェ、タヤスカム、オリジナルステップ、ミラクルミヤビ、ドゥオーモ、ヒジリマック、カミノアゲインという順。ヒジリマックはなんと10番人気。パドックの様子では仕方ないか。でも、パドックでおじさんが、「どの馬撮ってるの?あー10番か。ちょっとイレ込みすぎだね。でも、馬体はいいできだよね。悪くない」との評価の声に意を強くしたのだった。鞍上は佐藤隆騎手。我が牧場の馬たちが何頭もお世話になっています。騎手が騎乗するころには、ようやく落ち着いてきて一安心。返し馬も元気に走ってくれたが、やはり気負いが気がかりだった。
レースは2コーナーからのスタート。1ジョルジェが出遅れて3馬身おかれるが、それ以外は横一線。向こう正面では4ベルモントバーディ、5ブレーヴジェーン、8ミラクルミヤビ、9タヤスカム、11シーザーフォンテンの5頭が先頭を争ってデッドヒート。その直ぐ後ろを2馬身差で10ヒジリマックが追走。3コーナー手前で、7ルイボスリアリイ、6カミノアゲインが10ヒジリマックを交して先行、10ヒジリマックは8番手に下がってしまう。前では依然5頭が先を争うも、4ベルモントバーディ、5ブレーヴジェーンが抜け出す勢い。
4コーナーでは4ベルモントバーディ、5ブレーヴジェーンが先頭争い。2馬身差で内8ミラクルミヤビ、外11シーザーフォンテンが追い、さらに4馬身後方では7ルイボスリアリイが、遅れだした9タヤスカムを交す。ここで、4コーナー手前を回りきれず、大きく膨れて外ラチ方向に飛び出した馬が1頭!良く見ると、赤と黄色の勝負服、、、なんと10ヒジリマックだ!体勢を立て直したものの、コースロスは取り返しがつかない。
直線に向いてさっと抜け出したのが4ベルモントバーディ。そのまま楽勝でゴールイン!2着には後方から差して来た7ルイボスリアリイが入ったものの着差は大差。3番手は粘った8ミラクルミヤビが11シーザーフォンテンをなんとか抑えて入った。10ヒジリマックは4コーナーでの不利が響いて9着。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 4 ベルモントバーディ 459 初出走 1:01.2 2 7 ルイボスリアリイ 452 初出走 大差 3 8 ミラクルミヤビ 484 初出走 1・1/2 4 11 シーザーフォンテン 489 初出走 1・1/2 5 2 オリジナルステップ 409 初出走 1 6 6 カミノアゲイン 432 初出走 1・1/2 7 1 ジョルジェ 432 初出走 1 8 9 タヤスカム 444 初出走 クビ 9 10 ヒジリマック 455 初出走 1・1/2 10 3 ドゥオーモ 461 初出走 1/2 11 5 ブレーヴジェーン 455 初出走 3 パドックのでの落ち着きのなさからどうかと思ったが、果たして4コーナーで大きく膨れてしまった。新馬だけにこれも、いた仕方ないところでしょう。ここを使って、慣れてくる次走に期待できそう。姉さん同様早い時期に勝ってくれそうな雰囲気がひしひしと伝わってきた。馬体もすっきりしているし、悪くない状態だ。あとは落ち着きだけだね。