マッケンスワロー「がんばる記」
1999年5月5日(水) 筑紫野賞 サラ系B1
第2回佐賀4日目 第9レース(ダ1,800m) 晴 重
出走馬
馬 | 質 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | 差 | マッケンスワロー | 牡 | 6 | 新原 | 56 | (佐)古賀 | 佐賀3/07 一般 新原 56 ダ14 8着 487 |
2 | 先 | ワンダートップラン | 牡 | 5 | 吉田 | 56 | (佐)津野 | 佐賀4/18 筑紫野 吉田 56 ダ18 2着 497 |
3 | 自 | ハカタコバン | 牡 | 5 | 山口 | 57 | (佐)山下清 | 佐賀4/18 筑紫野 山口 56 ダ18 1着 493 |
4 | 先 | ラックホーオー | 牝 | 6 | 成松 | 55 | (佐)松岡 | 佐賀4/18 筑紫野 亀井 52 ダ18 10着 457 |
5 | 逃 | ニュートリノ | セン | 7 | 亀井 | 53 | (佐)池田 | 佐賀7/18 筑紫野 古川 57 ダ14 4着 481 |
6 | 差 | エムサンシャイン | 牡 | 5 | 川野 | 56 | (佐)古賀 | 佐賀4/18 筑紫野 川野 56 ダ18 6着 479 |
7 | 自 | ヒヨシライジン | 牡 | 6 | 古川 | 56 | (佐)山下定 | 佐賀4/18 筑紫野 新原 56 ダ18 4着 452 |
8 | 自 | レインボーブレイズ | 牡 | 5 | 倉富 | 56 | (佐)野元 | 佐賀4/18 筑紫野 倉富 56 ダ18 5着 502 |
9 | 自 | シゲノアルダン | 牡 | 7 | 鮫島 | 56 | (佐)山下清 | 佐賀4/18 筑紫野 鮫島 56 ダ18 9着 500 |
10 | 自 | キタノモーメント | 牝 | 5 | 真島 | 55 | (佐)的場 | 大井3/25 春風特 的場文 53 ダ16 7着 457 |
11 | 差 | ケイワンエクセル | 牡 | 7 | 三井 | 56 | (佐)手島勝 | 佐賀4/18 筑紫野 三井 56 ダ18 3着 452 |
12 | 差 | テンセイシェーバー | 牡 | 7 | 岡元 | 55 | (佐)九日 | 佐賀4/18 筑紫野 岡元 55 ダ18 7着 488 |
前走、3/22のB2戦を同枠馬の疾病による友引きで発送除外されたマッケンスワローは、年度替わりでB1にランクが上がった。前走後、休養に入ったらしく、調整は十分ではない。相手はB1のつわものばかりで、今回ばかりは難しいと見るのが妥当であろう。
雨にたたられる博多どんたく。今年はアラブ王冠賞が開催された3日の夕方から大雨になり、4日の夕方まで降り続けた。したがって、5日の馬場は重馬場。しかし、佐賀の砂は白く、水はけが良いようだ。よく行く宇都宮競馬場は、雨が降ったあとの「良」発表でも、出走後の馬達は泥まみれになる。しかし、佐賀の馬場は「重」発表とは言え、見た目は乾いた砂に水を撒いただけという感じがする。宇都宮競馬場が泥んこの土、佐賀競馬場は白砂といった感じ。同じダート競馬でこんなにも差があるのかと、驚いた次第である。
パドック。ミヤシロブルボンの東北3歳チャンピオンの日以来、約1年半ぶりのマッケンスワローとの対面だ。やや黒めの栗毛は相変わらず。懐かしい。馬体は可もなし、不可もなしといったところか。私のそういう評価は贔屓目だから、実際はあまり良くないのかな?人気は、B2戦を3連勝、ランクが上がった前々走は4着だったものの、前走筑紫野賞では2ワンダートップランに圧勝した3ハカタコバン。続いて、前走、3ハカタコバンに2着の2ワンダートップラン。3番人気は、大井から転厩の10キタノモーメント。あとはB1筑紫野賞を好走し続けている、8レインボーブレイズ、6エムサンシャインと続く。マッケンスワローは10番人気。やっぱり分が悪いようだ。
レース開始。2ワンダートップラン、5ニュートリノがハナを切る。正面スタンド前では2ワンダートップランが前に、1馬身おいて5ニュートリノ。7ヒヨシライジン、11ケイワンエクセルが3〜4馬身後ろ。1マッケンスワローは5番手を行く。直ぐ外の10キタノモーメント、9シゲノアルダンと雁行状態。
2コーナーを回って2番手以下が前に詰め寄ってきた。これは2ワンダートップランがペースを落として、他馬を引き付けているのか。このまま4コーナーまで、徐々に各馬の間隔が詰まり、隊列は短くなってくる。3ハカタコバンが徐々に進出。
最終コーナーを回ったところで、先頭は2ワンダートップラン。内に7ヒヨシライジン、2馬身遅れて3ハカタコバン。更に1馬身遅れて10キタノモーメント。ここから、各馬の追い比べ。2の脚は衰えていない。結局、2がしっかりした脚で他馬を寄せ付けず1着。7ヒヨシライジン、3ハカタコバン、10キタノモーメントが追い比べで僅差の勝負。5着以下は9馬身離されて、ダンゴ状態。1マッケンスワローはこの集団の5番手で、結局9着に終わった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 タイム/差 1 2 ワンダートップラン -8 2.00.2 2 7 ヒヨシライジン -4 1 3 3 ハカタコバン +6 ハナ 4 10 キタノモーメント -2 クビ 5 12 テンセイシェーバー -7 9 6 11 ケイワンエクセル -11 クビ 7 6 エムサンシャイン -8 1/2 8 8 レインボーブレイズ -2 3/4 9 1 マッケンスワロー +3 1 10 9 シゲノアルダン +4 2 11 4 ラックホーオー -1 5 12 5 ニュートリノ +8 4
一息入ったうえに、クラスが上がったのでマッケンスワローには苦しい競馬であったと思う。休み明け1走して、次走は必ず状態アップしているはず。これから暑い時期に入るが、南の地九州でがんばって欲しいものである。
PS:佐賀競馬場は赤い煉瓦作りの外観と、きれいな白砂の馬場で、これまで私が見た地方競馬場では一番好印象を持った。ゴールデンウイークという事も有り、入場者も多く活況であった。馬の手入れも良く、下級クラスの馬でも生き生きとしている。ここに入った馬達は幸せだろうなと感じた次第。