ケンロクホマレ「がんばる記」
2000年1月4日(土) 第2回サラブレッドヤングチャンピオン サラ系4歳
第20回金沢6日目 第9レース(ダ1,700m) 曇り 重
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | オキノマイヒメ | 牝 | 4 | 長嶋和 | 53 | (金)田嶋弘 | 金沢12/22 3歳 長嶋和53 ダ13 5/9 491 |
2 | エイコウフェイス | 牝 | 4 | 端勝成 | 53 | (金)藤木 | 金沢12/19 アンタレス特別 端勝成53 ダ14 7/7 461 |
3 | ユウセイチカラ | 牡 | 4 | 中川雅 | 54 | (金)喜多 | 金沢12/19 アンタレス特別 中川雅54 ダ14 4/7 461 |
4 | ワイエスボーイ | 牡 | 4 | 古性秀 | 54 | (金)蝦名 | 金沢12/19 アンタレス特別 古性秀54 ダ14 1/7 449 |
5 | ボロンコロナリー | 牡 | 4 | 渡辺壮 | 54 | (金)平床良 | 金沢12/5 アンタレス特別 山下誠54 ダ14 5/7 424 |
6 | レイシュウジ | 牝 | 4 | 平瀬城 | 53 | (金)南一吉 | 金沢12/19 3歳 平瀬城53 ダ14 1/10 463 |
7 | シュウタイセイ | 牡 | 4 | 山中利 | 55 | (金)藤木 | 金沢11/23 サラブレッド3歳 山中利54 ダ15 1/9 484 |
8 | フブキリュウ | 牡 | 4 | 安部竜 | 54 | (金)南昭造 | 金沢12/19 アンタレス特別 安部竜55 ダ14 3/7 457 |
9 | タリキ | 牡 | 4 | 桑野等 | 54 | (金)田嶋幸 | 金沢12/22 3歳 桑野等54 ダ14 5/9 427 |
10 | フジヤマデュラブ | 牡 | 4 | 江下英 | 54 | (金)鷹尾雄 | 金沢12/5 3歳 江下英54 ダ14 1/8 452 |
11 | ケンロクホマレ | 牡 | 4 | 堀場裕 | 54 | (金)宗綱貢 | 金沢12/19 アンタレス特別 平瀬城54 ダ14 5/7 428 |
12 | シャムスン | 牡 | 4 | 蔵重浩 | 54 | (金)南昭造 | 金沢12/19 アンタレス特別 蔵重浩55 ダ14 2/7 483 |
岩手2勝馬、グッドソングの弟ケンロクホマレ。父エブロスは、ビーマイナカヤマなどダートの短距離に活躍馬を出している期待の種牡馬である。牧場でのケンロクホマレは、なかなか馬体が大きくならずやきもきさせられたが、縁あって金沢入厩。トレセンで鍛えられたのであろう、ここまで3歳戦で6戦2勝と馬主孝行の活躍をしてくれた。ここは年が改まって、金沢4歳トップクラスが集まる第2回サラブレッドヤングチャンピオン。平成11年度金沢最終日を飾る注目のレースである。ここにケンロクホマレが出走できただけでも、嬉しい限りである。関係者の努力に感謝したい。
人気は断然、シュウタイセイ。ここまで7戦6勝2着1回。11月の3歳優駿の勝ち馬である。2着に敗れた兼六園ジュニアカップも、勝ち馬はあの笠松の怪物、JRAデイリー杯3歳Sを勝ったレジェンドハンターである。金沢の馬相手ではパーフェクトの成績といってよい。当然の1番人気で単勝1.2倍。続く2番人気は、前走2勝目を上げて好調のダート専用種牡馬ミュージックタイム産駒、レイシュウジ。3番人気はただいま3連勝中の、上がり馬フジヤマデュラブ。3番人気までが単勝10倍以下である。
続いて、3歳優駿4着、特別勝ち馬ワイエスボーイ。ここまですべて7戦全て4着以内の堅実派である。ジュニアカップ5着、3歳優駿3着、特別勝ち2勝のフブキリュウが5番人気。ジュニアカップ4着、3歳優駿2着のシャムスンが6番人気。この馬もここまで11戦で4着以下は無い。人気は落ちているが実力的にシャムスンはが2番手であろう。サンデー産駒最初の種牡馬エイシンサンデーの産駒である。このあたり、実績馬が人気が無いのは、シュウタイセイとの勝負付けがついているとのファン心理であろう。以下、認定レース勝ち馬ユウセイチカラ、重賞常連ボロンコロナリー、未勝利馬ながら参戦してきたゴールデンフェザント産駒タリキと続くが人気は全く無い。ケンロクホマレは10番人気と牡馬では最低。う〜ん、未勝利馬に負けるか?単勝160倍とは...このあたり、千円単位でオッズは変わるのであろう。
レースは1700m、各馬にとって初の距離である。3歳優駿で1500mを経験している馬が有利といえば有利。レーススタート。3ユウセイチカラ、4ワイエスボーイが内外2頭で引っ張り、5ボロンコロナリーが3番手。人気の6レイシュウジ、7シュウタイセイが1馬身直後を好位追走する。以下、12シャムスンが続き、8フブキリュウ、9タリキ、11ケンロクホマレ、10フジヤマデュラブが集団で追いかける。1コーナーから2コーナーにかけて各馬、相手の様子をうかがいながら直線へ。
直線4ワイエスボーイが仕掛けて先頭に立つ。5ボロンコロナリーが遅れまいと2番手に、7シュウタイセイも好位を確保し、3番手につける。7シュウタイセイの手応えはよすぎる。12シャムスンも着々と順位を上げて5番手に。3コーナーを回って7シュウタイセイが先頭に立つ勢い。12シャムスン、8フブキリュウも馬なりであがってくる。4コーナーを回って、7シュウタイセイが先頭。我が、11ケンロクホマレは4コーナーを回るところで大きく外に振られている。他馬の影響も無いのになぜだろう?
直線を向いて、粘る5ボロンコロナリーを12シャムスン、8フブキリュウ、10フジヤマデュラブが激しく追い上げる体勢。4ワイエスボーイはずるずる後退する。ここで、12シャムスンが1歩抜け出して7シュウタイセイと馬体を合わせようとムチが入る。しかし残り200mから、7シュウタイセイが一挙に12シャムスンを突き放し、持ったままの楽勝ゴール。5馬身差であった。強い!。2着は実力を示した12シャムスン、3着は1馬身遅れで8フブキリュウ。粘った5ボロンコロナリーが4着。後方から追い上げたが10フジヤマデュラブはハナ差の5着止まりであった。我が11ケンロクホマレは直線大外に出したが1頭交わしただけの10着であった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 7 シュウタイセイ 484 0 1.50.0 2 12 シャムスン 480 -3 5 3 8 フブキリュウ 449 -8 1 4 5 ボロンコロナリー 423 -1 1 5 10 フジヤマデュラブ 459 +7 ハナ 6 4 ワイエスボーイ 447 -2 アタマ 7 2 エイコウフェイス 458 -3 6 8 9 タリキ 422 -5 4 9 6 レイシュウジ 468 +5 2 10 11 ケンロクホマレ 425 -3 クビ 11 1 オキノマイヒメ 483 -8 1 12 3 ユウセイチカラ 475 -7 7
牡馬の中では最後着の10着。4コーナーで見せたあの気の悪さは、まだまだレース経験が必要だという証しであろう。ともあれ、金沢競馬は今日で今年度を終了。じっくり休養をして力をつけ、4月には新生ケンロクホマレにお目にかかれることを期待している。
注)DirecTV映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。