テイエムマッハ「がんばる記」
1999年8月22日(日) 3歳新馬 サラ系3歳 (混)(馬齢)
第2回小倉4日目 第6レース (芝1,000m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | イシノアクエリアス | 牡 | 3 | 村本 | 53 | (栗)山内研 | 初出走(コマンダーインチーフ×ステファニーズホープ) |
2 | ランドクイック | 牡 | 3 | ▲仲田 | 50 | (栗)新井 | 初出走(ビワハヤヒデ×ランドチャンス) |
3 | オースミローレル | 牝 | 3 | ▲白坂 | 50 | (栗)白井 | 小倉8/14 新馬 白坂50 芝10 4着 452 |
4 | ヘヴンリーダンス | 牝 | 3 | 飯田 | 53 | (栗)安田隆 | 小倉8/15 新馬 飯田53 芝12 7着 430 |
5 | アンタレスシチー | 牡 | 3 | 植野 | 53 | (栗)齋藤義 |
小倉8/14 新馬 植野53 芝12 8着 356 |
6 | タガノチェイサー | 牝 | 3 | 内田 | 53 | (栗)川村 | 初出走(メジロライアン×リバーリボン) |
7 | テイエムマッハ | 牝 | 3 | ▲宇田 | 50 | (栗)福島勝 | 小倉8/15 新馬 宇田50 芝12 10着 412 |
8 | イブキダイコーダー | 牡 | 3 | 常石 | 53 | (栗)中尾正 | 初出走(イブキマイカグラ×ミツテルロマン) |
9 | マチカネムソウ | 牡 | 3 | 金折 | 53 | (栗)内藤繁 | 小倉8/14 新馬 金折53 芝12 7着 458 |
2回小倉2日目の牝馬限定の新馬戦を、見せ場もなく10着と敗退したテイエムマッハ。馬主、調教師、生産牧場、みんなの期待が大きかっただけに、その荷が重過ぎたのかも。オーナーの小倉3歳Sを狙うとの言葉は、少々トーンダウンするしかないが、連闘で出走してきた限りは何がなんでも勝っておきたい。やはり、未勝利勝ちよりは新馬勝ちの方が、その後も大きな期待が持てるのである。
出走9頭のうち4頭が初出走。初出走組ではイブキダイコーダーがイブキクラッシュの半弟というのが目を引く。テイエムマッハを含めた残り5頭は連闘である。連闘馬はいずれも前回芝のレースを使っている。前走、テイエムマッハと同じレースを使った4ヘヴンリーダンスが1番人気。前走、大敗ながらも人気は2番人気であった。やはり稽古の動き、その他で競馬記者の評価が良いのであろう。続いて2番人気は3オースミローレル。前々走取り消し後の前走が4着。父パラダイスクリークはジャパン・カップ2着馬である。続いて、1イシノアクエリアス、8イブキダイコーダー、6タガノチェイサーの初出走組み。7テイエムマッハは前走の負け方が印象悪いのであろう、6番人気である。以下、9マチカネムソウ、5アンタレスシチー、2ランドクイックの順。
テイエムマッハのパドックでの印象は、適度に気合が乗っており、前走より数段良く見えた。体重も減らずに+2kgと、これまた良い。非常に期待を持たせてくれるパドックであった。
レースは、距離1000mと短い。スタートが肝心である。
さて、レーススタート。飛び出したのは4ヘヴンリーダンス。これを追って、3オースミローレル、6タガノチェイサーが直ぐに2頭に加わり先頭集団。7テイエムマッハは少し離れて、4番手で第2集団を引っ張る。みんな牝馬だ。やはり牝馬の仕上がりが早いというのは確かだ。このまま、3コーナーへ。人気の1イシノアクエリアスは第2集団の中段にいる。4コーナーでは、4ヘヴンリーダンス、3オースミローレルが先頭争い。6タガノチェイサーは離されて3番手。直線に向いて、6タガノチェイサーがズルズル後退。これを7テイエムマッハが交わそうとする。残り200mを過ぎて、後方から1イシノアクエリアスがすごい勢いで上がってきた。まず、3オースミローレルを交わし、4ヘヴンリーダンスに迫るが、4ヘヴンリーダンスも必死に頑張る。結局、4ヘヴンリーダンスが1イシノアクエリアスを3/4馬身押さえて1着。1イシノアクエリアスが2着。3オースミローレルが3馬身離されて3着。7テイエムマッハは6タガノチェイサーを交わすのが精一杯で、4着止まりであった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 4 ヘヴンリーダンス 432 +2 58.3 2 1 イシノアクエリアス 452 初 3/4 3 3 オースミローレル 458 +6 3 4 7 テイエムマッハ 414 +2 4 5 6 タガノチェイサー 428 初 3 6 8 イブキダイコーダー 438 初 クビ 7 9 マチカネムソウ 454 -4 1・1/4 8 2 ランドクイック 422 初 4 9 5 アンタレスシチー 356 0 1・3/4 好位、4番手を追走している時は、ここから力強く伸び足を見せてくれるかと期待したのだが、直線を向いても伸び切れず、脚の上がった1頭を交わしただけ。しかしながら、忙しい流れでも、ばてる事なく根性を見せてくれたので、次に期待したい。
前走の同じ新馬戦を3着であった馬が、前日に勝利。そして7着であった馬が同じく連闘で今日勝ったのだから、テイエムマッハの出た初戦の新馬戦はレベルが高かったのであろう。まだ3歳の8月。焦らず、じっくり力をつけて、秋への飛躍を望むところである。
注)GreenChannelのTV映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。