テイエムマッハ「がんばる記」
1999年8月15日(日) 3歳新馬 サラ系3歳 牝馬(馬齢)
第2回小倉2日目 第7レース (芝1,200m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | アルーリングアクト | 牝 | 3 | ☆秋山 | 52 | (栗)野村 |
初出走(エンドスイープ×チャーミングファピアノ) |
2 | ヤマカツスズラン | 牝 | 3 | 古川 | 53 | (栗)池添 | 初出走(ジェイドロバリー×フジノタカコマチ) |
3 | エイシンリョンサン | 牝 | 3 | ☆太宰 | 52 | (栗)坂口則 | 初出走(アフリ−ト×エイシンテネシー) |
4 | シンメイミネルバ | 牝 | 3 | 石橋 | 53 | (栗)梅田 | 初出走(カーリアン×フジヤブ) |
5 | メイショウペチカ | 牝 | 3 | 河内 | 53 | (栗)武邦 | 初出走(ルション×ヒガシホーク) |
6 | ゴルデンネイビー | 牝 | 3 | ▲仲田 | 50 | (栗)新井 | 初出走(ポリッシュネイビー×レディーシラオキ) |
7 | クライウィズジョイ | 牝 | 3 | 佐藤哲 | 53 | (栗)坪憲 | 初出走(トニービン×クライングフォーモア) |
8 | ヘヴンリーダンス | 牝 | 3 | 飯田 | 53 | (栗)安田隆 | 初出走(デインヒル×ステキナダンス) |
9 | ワンダフルミッキー | 牝 | 3 | 高橋亮 | 53 | (栗)斉藤義 | 初出走(オジジアン×ガラダンサント) |
10 | ポートティアラ | 牝 | 3 | 和田 | 53 | (栗)岩元 | 初出走(モガミ×ファンドリワイス) |
11 | テイエムマッハ | 牝 | 3 | ▲宇田 | 50 | (栗)福島勝 | 初出走(ニホンピロウイナー×ミヤシロオープン) |
12 | マンハッタン | 牝 | 3 | 幸 | 53 | (栗)藤沢則 | 初出走(アフリート×ユーワジョイナー) |
2回小倉、2日目の新馬戦。牝馬限定の芝1200mである。新馬戦だけに各馬の仕上がり具合がレース結果に大きく影響する。しかし、仕上がりは当日のパドックを見なければ分からない。先ずは、出走各馬の血筋を調べてみよう。
ざっと見回して、目についたのは、小倉大賞典など7勝のメイショウレグナムの下、メイショウペチカ。仕上がり早やとの厩舎談話。武邦厩舎で鞍上河内騎手というのが脅威か。エイシンリョンサンの母は、あの金杯・西を勝った外国産馬エイシンテネシー。アフリートの血を受け継いで、切れる足を持っているか。Carleonの持ち込み馬、シンメイミネルバは血統的には魅力。End Sweepの持ち込み馬、アルーリングアクトは短距離血統で、しかも社台ブランドなのが怖い。調教では2枠ヤマカツスズランが好タイムを出しているようである。我が、テイエムマッハについても様子は皆目分からず。やはり当日の様子を見るしかない。
パドック。テイエムマッハは馬体重412kgとのこと。競馬雑誌Gallopのテイエム軍団特集の写真を見て、体重はもっと有るのかと思っていただけに、軽いショックを受ける。パドックの様子も、正直言って踏み込みや気配は並。体重を聞いてしまったためか、こじんまりとした印象がぬぐえない。解説者も回りを気にしてびくついていると疑問符をかけているようだ。鞍上、宇田騎手は厩舎の所属騎手。上手く乗ってくれるようお願いするほか無い。
1番人気は、2ヤマカツスズラン。調教では上がり1ハロン11秒台を出して出色の出来だけに、人気が集まるのも無理はない。しかし、パドックでは太目に写る。ハード調教は絞る目的だったのか。続いて、8ヘヴンリーダンス、4シンメイミネルバ、9ワンダフルミッキーと4番人気までが10倍以下。なんだ、競馬ブックの予想通りだ。みんな良く分からないのだな。ついでだから、全部の馬を人気順に。7クライウィズジョイ、12マンハッタン、5メイショウペチカ、1アルーリングアクト、3エイシンリョンサン、11テイエムマッハ、10ポートティアラ、6ゴルデンネイビー。我が、テイエムマッハは10番人気と低評価。調教時計を調べてみると、一杯に追って、4ハロン59.5秒、上がり1ハロン13秒台らしい。これでは仕方ない。
レース。スタート直後、テイエムマッハは12マンハッタンと共に勢い良く飛び出すが、すぐに控えて5番手につける。10ポートティアラ、6ゴルデンネイビーが置いていかれるも、残りは集団で進む。鞍上宇田騎手、しきりに周りを気にする。テイエムマッハは必死に置いていかれまいと頑張り、3コーナーへ。ここで、12マンハッタンが大きな不利を受けたのか、急に後退。テイエムマッハがこれに巻き込まれたように外側へとズルズル下がってしまう。3、4コーナー中間では7、8番手に。ここから、なおも外に膨らみながら、4コーナーでは9番手くらいまで下がってしまった。レースは1,000m59秒台のハイペース。直線を向いて、テイエムマッハには既に追い込む脚は無かった。
レース結果は1アルーリングアクトが直線200mで鋭く抜け出し、2着の7クライウィズジョイ以下を7馬身離して圧勝。テイエムマッハは10着と完敗であった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 タイム/差 1 1 アルーリングアクト 408 1.10.0 2 7 クライウィズジョイ 434 7 3 2 ヤマカツスズラン 504 1・1/4 4 4 シンメイミネルバ 436 クビ 5 10 ポートティアラ 418 クビ 6 9 ワンダフルミッキー 428 1・1/4 7 8 ヘヴンリーダンス 430 1/2 8 3 エイシンリョンサン 460 1・3/4 9 5 メイショウペチカ 438 5 10 11 テイエムマッハ 412 アタマ 11 12 マンハッタン 464 5 12 6 ゴルデンネイビー 448 1/2 結果は10着と完敗。今日のところは、これくらいにしておいてやろう...は、冗談だが、やはりまだ力不足は否めない。
注)GreenChannelのTV映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。