シャコーオープン「がんばる記」
2002年10月15日(火) サラ系2歳 新馬
第13回大井2日目 第1レース (ダ1,000m) 晴れ 良出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | エスピースウィフト | 牡 | 2 | 佐宗 | 53 | (大井)菅原秀 | 初出走(父:ゴールデンフェザント、母:マイネシヤイネ) |
2 | スペシャルステージ | 牝 | 2 | 御神本 | 53 | (大井)大山二 | 初出走(父:トウカイテイオー、母:ブライトステージ) |
3 | カッパスドラゴン | 牡 | 2 | 澤 | 53 | (大井)倉内賢 | 初出走(父:ポリッシュパトリオット、母:ツクダレディ) |
4 | サンドビート | 牡 | 2 | 戸崎 | 53 | (大井)渡部則 | 初出走(父:マイニング、母:クチドリ) |
5 | シャコーオープン | 牡 | 2 | 的場文 | 53 | (大井)蛯名 | 初出走(父:ジェイドロバリー、母:ミヤシロオープン) |
母ミヤシロオープンの最期の産駒シャコーオープンのデビュー戦だ。競走名が付いたのは随分前なのだが、なかなかデビューせず、やきもきさせてくれたが、ようやくデビューにこぎつけた。レース登録時には10頭いたのが、実際の枠に入ったのは何と5頭。ずいぶん寂しい頭数となった。
思い入れのある馬だけに新馬戦とあっては、応援しに行かねばならない。ナイター競馬前の夕方の1レースにかけつけた。パドックが待ちきれず、ジリジリと待ち焦がれていると、ようやく時間となって馬たちが登場。新馬戦だが、どの馬も比較的落ち着いている。我がシャコーオープンも落ち着いたもので兄のミヤシロブルボン、フタバウイナーとは違って大人の雰囲気。これはなかなかのもの。体重も490kgと程よい重さ。期待できそう。
人気は、1番人気がシャコーオープン。能力試験では1着だったが、それは6月。その後中間の間隔があいての出走だけに実戦ではどうか。オッズは1.4倍から1.6倍で安定していたが、最終的には1.3倍。断然の1番人気だ。2番人気はエスピースウィフト。マイネルファントムの弟だ。能力試験で余裕のトップタイムを出しているだけに人気は高く、単勝は2倍台。3番手カッパスドラゴンは仕上がり早ということで人気上位。以下、サンドビートに、スペシャルステージはタイムが悪いだけに苦戦か。この仔は南関東でトゥインクルレディー賞などを勝つなど活躍したユニティステージの下。シャコーオープンの鞍上は大井トップジョッキーの的場文男騎手。ベテランの味を出してシャコーオープンを勝利に導いてもらいたいもの。あっという間に「とまれ!」の合図があって騎手がまたがり馬場へ。返し馬は正面スタンド前をギャロップで坦々と行く、、、
ダート1000m外回りは向こう正面からスタート。スタートは各馬一斉に好スタート。しかし、5シャコーオープンは加速がつかず、先頭に立ったのは4サンドビート。内の1エスピースウィフトも先頭を伺いながら3コーナーへ。3コーナーでは先頭4サンドビート、2番手1エスピースウィフト、3番手に5シャコーオープンが半馬身差で、ほぼ横一線に並んでいる。5馬身以上後方に3カッパスドラゴンがついてさらに後ろに2スペシャルステージが大きく離されて追走。
4コーナーでも前3頭の順位は変わらず、後方から3カッパスドラゴンが前に上がってくる。4コーナーを回って先頭4サンドビートに5シャコーオープンが並びかけて交す勢い。ここから1エスピースウィフトが後退して後ろから来た3カッパスドラゴンが内をすくってくるが、先頭2頭には追いつけない。直線に向いて先頭2頭が後続を突き放してマッチレースになる。
結局、残り200mから内で粘る4サンドビートをあっさり突き放して5シャコーオープンが1着。2着は1馬身差で4サンドビート。3着は3カッパスドラゴンが6馬身差でなんとか確保。2番人気1エスピースウィフトは4着。牝馬の2スペシャルステージが残念ながら大差で最後尾。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 5 シャコーオープン 490 初出走 1:02.1 2 4 サンドビート 501 初出走 1 3 3 カッパスドラゴン 482 初出走 6 4 1 エスピースウィフト 497 初出走 1 5 2 スペシャルステージ 417 初出走 大差 やってくれました!1着!新馬戦を1着してくれて一安心。タイムはそれほどでもないけれど、的場騎手は、これからよくなる馬だよ。まだまだ完璧な状態でないのにこのタイムは優秀だよと言ってくれました。蛯名調教師も先のある馬だから大事に使うよと言ってくれて、次走はまだ未定のようでした。