シアトルリーダー「がんばる記」
2001年12月22日(土) ラジオたんぱ杯2歳ステークス(G3) サラ系2歳オープン (混)[特指] 定量
第5回阪神7日目 第11レース (芝2,000m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 質 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | 差 | ウッドカッター | 牡 | 2 | 池添 | 55 | (栗)石坂 | 阪神12/02 新馬 池添54 ダ18 1/9 480 |
2 | 先 | マチカネアカツキ | 牡 | 2 | ファロ | 55 | (美)藤沢和 | 東京11/17 東京スポーツ杯(G3) 村田55 芝18 2/18 506 |
3 | 差 | モビーディック | 牡 | 2 | 武豊 | 55 | (栗)池江 | 阪神12/02 エリカ賞(500) 武豊54 芝20 3/11 480 |
4 | 差 | アドマイヤマックス | 牡 | 2 | 福永 | 55 | (栗)橋田 | 東京11/17 東京スポーツ杯(G3) 福永55 芝18 1/18 450 |
5 | 逃 | メガスターダム | 牡 | 2 | 渡辺 | 55 | (栗)山本正 | 阪神12/08 500万下 松永幹54 芝16 2/10 488 |
6 | 先 | ビワワールド | 牡 | 2 | 松永幹 | 55 | (栗)浜田 | 阪神12/02 エリカ賞(500) 松永幹54 芝20 2/11 444 |
7 | 先 | ウイングブライアン | 牡 | 2 | 和田 | 55 | (栗)南井 | 京都11/25 新馬 松永幹54 芝16 1/11 488 |
8 | 差 | サンショーオー | 牡 | 2 | デムー | 55 | (栗)伊藤雄 | 京都11/24 白菊賞(500) デムー54 芝16 1/13 414 |
9 | 追 | チトセサクセス | 牡 | 2 | 武幸 | 55 | (栗)古川 | 東京11/17 東京スポーツ杯(G3) 武幸55 芝18 7/18 462 |
10 | 追 | ダディーズドリーム | 牡 | 2 | 藤田 | 55 | (栗)松田博 | 中京12/09 未勝利 高田53 芝20 1/13 470 |
11 | 差 | ヤマニンイデアル | 牡 | 2 | 河内 | 55 | (栗)浅見 | 中山12/09 朝日杯FS(G1) 江田照55 芝16 14/16 470 |
12 | 追 | マイドリームビギン | 牝 | 2 | 佐藤哲 | 54 | (栗)坂田 | 阪神12/09 新馬 佐藤哲53 芝16 1/11 446 |
13 | 差 | メジロアービン | 牡 | 2 | 四位 | 55 | (栗)大久陽 | 東京11/17 東京スポーツ杯(G3) 後藤55 芝18 6/18 478 |
14 | 追 | ナムラサンクス | 牡 | 2 | 松永昌 | 55 | (栗)松永善 | 阪神12/02 エリカ賞(500) 松永昌54 芝20 5/11 466 |
15 | 差 | セトノアケボノ | 牡 | 2 | 幸 | 55 | (栗)西園 | 阪神12/09 千両賞(500) 幸54 芝12 4/11 476 |
16 | 差 | シアトルリーダー | 牡 | 2 | 竹之下 | 55 | (栗)土門 | 阪神12/02 未勝利 竹之下54 芝20 1/12 486 |
前走3戦目の未勝利戦で追い出しをこらえて豪快に差し切り、初勝利をあげたシアトルリーダー。注目の暮れの阪神、ラジオたんぱ杯2歳ステークスに挑んできた。過去G1馬を何頭も輩出してきたこのレースだけに、ここで強いところを見せれば夢は大きく膨らむ。出走馬も、東京スポーツ杯を快勝したアドマイヤマックス、エリカ賞でヤマニンセラフィムに後れをとったもののその能力は高いモビーディック、桜花賞馬ビワハイジの初年度産駒ビワワールドなどをはじめとして好素質馬がそろった。我がシアトルリーダーにとってもここが試金石。クラシックにつなげる為にも恥ずかしくないレースをしてもらいたいものだ。
出走するたびにその馬体重が増え続け、とうとう今日は494kgと500kg台目前に。しかし、パドックに出てきたシアトルリーダーの体はそれほど太いという感じはしなかった。ただ見た目の動きにはやっぱり重いかなという感じ。いずれにしても稽古をしても体重が増えているわけだから馬体充実ということでマイナスではないだろう。カイバをしっかり食べて大きくなっているだけに頼もしくはある。
さて人気はやはり、アドマイヤマックス、モビーディック、ビワワールドの3強が人気を得ている。6戦全部連対と堅実無比のマチカネアカツキが4番人気。デムーロ鞍上が人気を後押ししているのかサンショーオーが5番人気。以下、ニホンピロウイナー産駒のメガスターダムは単騎逃げですんなり行ければ面白いという評価。7番人気、ウイングブライアン、8番人気チトセサクセスと続き、我らがシアトルリーダーは9番人気と今ひとつ。以下、メジロアービン、マイドリームビギン、ダディーズドリーム、ヤマニンイデアル、ウッドカッター、ナムラサンクス、セトノアケボノという順番。シアトルリーダー鞍上は今回も竹之下智昭騎手。前走は同日開催のエリカ賞よりもシアトルリーダーの勝ちタイムの方が速かっただけに、期待はいやがおうにも高まる。
阪神芝2000mは4コーナー出口からのスタート。シアトルリーダーは大外16番枠だけに揉まれないよう控えるのか?なんてことを考えているうちにレースはスタート。各馬一斉に、、、とはいかず9チトセサクセスが出遅れ、11ヤマニンイデアルが好スタート。しかし、11ヤマニンイデアルは直ぐに控えて内から1ウッドカッターが果敢に先頭を切ってスタンド前通過。16シアトルリーダーも馬なりで中段に位置する。
1コーナーには1ウッドカッターが先頭で入り、1馬身差で5メガスターダム、さらに2馬身差で2マチカネアカツキと縦に並ぶ。さらに2馬身差で後続集団がひとかたまりになって追走。13メジロアービン、6ビワワールド、7ウイングブライアンが先行し、最後方から9チトセサクセスが追う形。2コーナーにかけて5メガスターダムが先頭に並びかけて2頭で内外を併走。後続を離しにかかる。後続集団の先頭には2マチカネアカツキが立ち、以下7ウイングブライアン、6ビワワールド、13メジロアービンと入れ替わりはあるものの各馬はそれほど動かない。2000mだけに当然といえば当然。1番人気馬4アドマイヤマックスは16シアトルリーダーの直ぐ後ろに。向こう正面で後続がやや、前に追いつき始める。16シアトルリーダーも馬なりで前を交わしながら上がっていく。1000m通過は63.6秒とやはりスローペースである。
3コーナーでも先頭は1ウッドカッター、5メガスターダムの2頭。しかし、各馬の間隔はぐっと縮まってきて、3番手に7ウイングブライアンが上がり、2マチカネアカツキがその直ぐ外に。直後に内から6ビワワールド、13メジロアービン、16シアトルリーダーが前を伺って追走。最後方に控える3モビーディック、10ダディーズドリーム、8サンショーオーさらに9チトセサクセスまでは10馬身も無いくらいに縮まってきた。4コーナーにさしかかって、さらに各馬の間隔は縮まる。先頭に5メガスターダムが踊り出て直線に。後方から2マチカネアカツキが2番手に、13メジロアービンが3番手にあがって残り400m!直線の勝負。各馬コースに広がって追い出しの機会を伺う。最初にムチが入ったのは先頭の5メガスターダム。ムチを我慢していた他の各馬も一斉に追い出し始める。13メジロアービン、1ウッドカッター、7ウイングブライアンなどの内でばてた馬が後退し、大外を3モビーディック、4アドマイヤマックスなどが追い込んでいく。
結局、4コーナーで先頭に立った5メガスターダムが、2番手から押し上げてきた2マチカネアカツキをハナ差押さえて1着。2着2マチカネアカツキ。大外を激しく追い込んだ4アドマイヤマックスが半馬身届かず3着。4着6ビワワールド、5着3モビーディックと3強が惜敗。16シアトルリーダーは前走の伸びが見られず9着であった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 5 メガスターダム 488 0 2:03.4 2 2 マチカネアカツキ 510 +4 ハナ 3 4 アドマイヤマックス 454 +4 1/2 4 6 ビワワールド 438 -6 ハナ 5 3 モビーディック 470 -10 1・1/4 6 10 ダディーズドリーム 460 -10 1・1/4 7 14 ナムラサンクス 466 0 3/4 8 7 ウイングブライアン 486 -2 1・1/4 9 16 シアトルリーダー 494 +8 クビ 10 8 サンショーオー 416 +2 アタマ 11 15 セトノアケボノ 474 -2 1・1/4 12 11 ヤマニンイデアル 470 0 2・1/2 13 13 メジロアービン 482 +4 1・1/4 14 9 チトセサクセス 472 +10 1/2 15 12 マイドリームビギン 452 +6 3 16 1 ウッドカッター 478 -2 大差 やはり、体重増加が影響したのだろうか、前走のような脚色が見られず惨敗だった。前は開いていただけに不利どうのこうのではない。体重増は絞りきれなかった結果なのか?今後は短期放牧して立て直すとのこと、来年の活躍に期待しよう。