シアトルリーダー「がんばる記」
2001年11月4日(日) 2歳新馬 サラ系2歳 (混)[指] 馬齢
第5回京都2日目 第5レース (芝2,000m) 晴れ 稍重
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | ビッグインディ | 牡 | 2 | 武豊 | 54 | (栗)白井 | 初出走(父:エーピーインデイ、母:プロスペクテイヴ) |
2 | ワンダーハーブ | 牡 | 2 | 牧田 | 54 | (栗)瀬戸口 | 初出走(父:エルハーブ、母:ホツポウマリア) |
3 | マチカネオトニキケ | 牡 | 2 | 河内 | 54 | (栗)浅見 | 初出走(父:ガルチ、母:サプライジングフアクト) |
4 | ウィンディマジック | 牡 | 2 | 角田 | 54 | (栗)渡辺 | 初出走(父:コマンダーインチーフ、母:マジツクキス) |
5 | エイシンヒカリオー | 牡 | 2 | 横山典 | 54 | (栗)坂口則 | 初出走(父:ブライアンズタイム、母:エイシンギヤロツプ) |
6 | アンフィトリオン | 牡 | 2 | 小牧太 | 54 | (栗)橋口 | 初出走(父:ダンスインザダーク、母:ミナミノバレツツ) |
7 | モビーディック | 牡 | 2 | 上村 | 54 | (栗)池江 | 初出走(父:サンデーサイレンス、母:グリーンポーラ) |
8 | シアトルリーダー | 牡 | 2 | 竹之下 | 54 | (栗)土門 | 初出走(父:ビワハヤヒデ、母:ミヤシロオーバン) |
9 | ダディーズドリーム | 牡 | 2 | △高田 | 52 | (栗)松田博 | 初出走(父:トニービン、母:ダデイーズシユーズ) |
10 | タニノシーボン | 牡 | 2 | 松永幹 | 54 | (栗)松田国 | 初出走(父:トニービン、母:タニノビツグネーム) |
11 | シンデレラボーイ | 牡 | 2 | 福永 | 54 | (栗)中竹 | 初出走(父:タマモクロス、母:ソルテイーレデイー) |
12 | サカイヤテッカメン | 牡 | 2 | ☆武英 | 53 | (栗)武宏 | 初出走(父:マーベラスサンデー、母:ミスオーガスタ) |
13 | ラブイズウィスパー | 牡 | 2 | 幸 | 54 | (栗)谷 | 初出走(父:クリミナルタイプ、母:シークレツトウイスパー) |
新井昭二牧場、初のビワハヤヒデ産駒シアトルリーダー。姉のシアトルブルッジと同じ栗東、土門一美厩舎所属。新馬出走ということで京都競馬場に駆けつけた。春の天皇賞馬ビワハヤヒデ産駒ということで、厩舎もクラシックを意識しているようで、最初から芝2000mを使ってきた。事前の情報に拠れば芝向きの大跳び、距離伸びても大丈夫とのこと。期待一杯である。
当日は晴れ渡って絶好の競馬日和。パドックでシアトルリーダーの出てくるのを待ちながら牧場でのことを思い浮かべていた。生まれて直ぐには額に大きなおむすびのような星。同じ年生まれのミヤシロオープンの99(byマヤノトップガン)は好奇心丸出しだったのに比べ、ミヤシロオーバン産駒らしく(?)どこ吹く風の大人びた雰囲気を漂わせていた。1歳になった去年も逞しくなって、ますます競走馬になるのが楽しみだと感じられた。果たしてパドックに現れるシアトルリーダーはどんな馬に育ってくれたのか、、、
パドックに各馬登場。シアトルリーダーは2人引きで、度派手な馬服と同じデザインのメンコを着用している。右目にでっかい星の縫い取り。残念ながら額のおむすびは見えなかった。馬体は姉と結構似たところがあるが、より男の子らしく馬体は逞しい。馬体重470kgと丁度良いくらいの体重である。なかなか良いじゃないですか。
人気は白井厩舎で武豊騎乗のビッグインディが1番人気。次いでサンデーサイレンス産駒で、デビュー前から評判のモビーディック。ダンスインザダーク産駒アンフィトリオンが3番人気。以下、シンデレラボーイ、エイシンヒカリオー、ウィンディマジック、マチカネオトニキケ、ワンダーハーブ。残念ながらシアトルリーダーは9番人気。10番人気以下、サカイヤテッカメン、ダディーズドリーム、タニノシーボン、ラブイズウィスパーであった。シアトルリーダーの鞍上は土門厩舎専属の感のある竹之下智昭騎手である。
「止まれ」の合図があって各馬に騎手騎乗。ここでシアトルリーダーのメンコがはずされた。おー!あのおむすび型の星が見えるではないか。大きくなって顔に比べて相対的に小さくなった星がちんまりとおでこに収まっている。これは間違いない。あの仔だと納得。
京都芝2000mは4コーナー出たところからスタートする。スターターが合図を送って各馬ゲートインしてレーススタート。8シアトルリーダーはややゲートの出が悪く遅れをとる。威勢良く飛び出したのは3マチカネオトニキケ、続いて4ウィンディマジック、5エイシンヒカリオー。10タニノシーボン、7モビーディックが1馬身差で追い、さらに遅れを挽回した8シアトルリーダーや、11シンデレラボーイが追走する。
1コーナーでは先頭3マチカネオトニキケ。4馬身差で4ウィンディマジック、さらに1馬身半差で10タニノシーボンが続き、集団で5エイシンヒカリオー、7モビーディック、11シンデレラボーイが追う。8シアトルリーダーはやや遅れて中断の最内を追走。9ダディーズドリーム、13ラブイズウィスパーがその後ろ。3馬身後方に1ビッグインディ、12サカイヤテッカメン、6アンフィトリオンという隊列に。距離2000だけにレースは坦々と流れる。
3コーナー手前でで各馬の距離が詰まってくる。ほぼ10馬身内に各馬が接近。ここで後方から8シアトルリーダー、1ビッグインディが徐々に前に上がってきて、替わって10タニノシーボンが後退。3−4コーナーにかけて、さらに5エイシンヒカリオーも後退する。4コーナーを回って残り400m。先頭は3、直後に4、2ワンダーハーブ、各馬にムチが入る。残り200mで大外を7モビーディックが追い込んでくる。さらに後ろから6アンフィトリオンも追従。8シアトルリーダーは内でまごまごしている様子、、、
結局、残り200mで大外を追い込んできた7モビーディックが快勝。遅れてムチが入った6アンフィトリオンが残り50mで前で必死にがんばる3頭を交わして2着入線。8シアトルリーダーも2着の6アンフィトリオンに喰らいついてゴール手前で前の馬を交わして3着を確保。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 7 モビーディック 476 初出走 2:05.7 2 6 アンフィトリオン 490 初出走 4 3 8 シアトルリーダー 470 初出走 1・1/4 4 2 ワンダーハーブ 492 初出走 1・1/2 5 4 ウィンディマジック 490 初出走 アタマ 6 9 ダディーズドリーム 472 初出走 1・1/2 7 11 シンデレラボーイ 490 初出走 1/2 8 3 マチカネオトニキケ 482 初出走 1・1/4 9 1 ビッグインディ 484 初出走 1/2 10 5 エイシンヒカリオー 496 初出走 1・3/4 11 12 サカイヤテッカメン 488 初出走 3・1/2 12 13 ラブイズウィスパー 472 初出走 1・3/4 13 10 タニノシーボン 498 初出走 1・1/4 評判の馬相手に9番人気ながらがんばって3着。よくやったね!シアトルリーダー!この分なら初勝利も直ぐだろう。クラシック目指してがんばれとエールを送って、京都競馬場を後にした。紅葉の時期にはちょっと早いけど、京都観光をして帰ったのは言うまでも無い(^o^;