ブルーマーブル「がんばる記」
2000年3月8日(水) 4歳 サラ4歳
第13回船橋3日目 第2レース (ダ1,400m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 質 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | 差 | イナゲオー | 牡 | 4 | 大友 | 54 | (船橋)宮下雅 | 船橋 2/16 4歳 大友54 ダ14 7/9 506 |
2 | 先 | ブルーマーブル | 牝 | 4 | 佐藤隆 | 53 | (船橋)米山 | 船橋 2/18 4歳 佐藤隆53 ダ12 2/8 410 |
3 | 追 | シードラゴン | 牡 | 4 | 佐藤祐 | 54 | (船橋)井手 | 船橋 2/15 4歳 佐藤隆54 ダ15 9/9 461 |
4 | 追 | ナイキワールド | 牡 | 4 | 左海 | 54 | (船橋)出川竜 | 船橋 2/17 4歳未受賞 左海54 ダ12 2/6 530 |
5 | - | ローランベルカント | 牝 | 4 | 石崎 | 53 | (船橋)出川克 | 船橋 2/18 4歳 白田53 ダ12 2/9 472 |
6 | - | タヤスウォークライ | 牡 | 4 | 柿本 | 54 | (船橋)柿本 | 船橋 1/18 4歳 柿本54 ダ15 除外 |
7 | 差 | オレンジニシキ | 牝 | 4 | 山中 | 53 | (船橋)金沢 | 船橋 2/16 4歳 山中53 ダ14 5/7 431 |
8 | 先 | ヤマノハイキング | 牝 | 4 | 張田 | 53 | (船橋)岡島一 | 船橋 2/15 4歳 張田53 ダ15 6/9 468 |
9 | 追 | トベヨムサシ | 牡 | 4 | 小林照 | 54 | (船橋)新井 | 船橋 2/16 4歳 小林照54 ダ14 4/7 466 |
10 | 差 | グリロ | 牝 | 4 | 桑島 | 53 | (船橋)成田 | 船橋 2/18 4歳 桑島53 ダ12 3/8 443 |
11 | 先 | クィーンアイ | 牝 | 4 | 音部 | 53 | (船橋)岡島茂 | 船橋 2/17 4歳未受賞 音部53 ダ12 2/8 499 |
前走、デビュー3戦目で初の連対と着実に力をつけてきたブルーマーブル。ゲートでの様子は依然として心もとないが、それでも4角出口ではあわやのシーンを作っただけに、あと一押しで勝利の美酒を味わえそうだと期待は高まる一方。前走から約3週間の間が開いた、3/8船橋競馬のビッグレース、「ダイオライト記念」の日の第2レースに出走となった。
当日は朝から快晴。少々肌寒くはあるが、絶好の競馬日和であった。筆者は今日こそは勝つぞと勇ましく、船橋競馬場に向かった。さて、競馬開催事務所ビルからの移動中、ちょうどブルーマーブルが検量のため厩舎から移動中のところに行き当たった。「幸先いいな」と、厩務員さんに挨拶するが、厩務員さんはそれどころではない...ブルーマーブルはイレ込んで、厩務員さんを引っ張りっぱなしで歩いている。いやな予感がよぎるのであった。
パドックに出てきたブルーマーブルの馬体重は前走比-4kgと、またまた体重が減ってあわや400kgを割り込みそう。これまでの3レースで馬体重が減りつづけていたとはいえ、馬体は堂々としていたのだが、さすがにここまで減るとやはり、脾腹あたりが切れ上がってきた感じがする。それでも、能力試験で見せた800m51秒の非凡な能力は発揮できると信じて疑わない。人気は、名手石崎鞍上のローランベルカントが1.4倍の圧倒的な1番人気。続いて、タヤスウォークライ(4.9倍)、ヤマノハイキング(6.5倍)。我が、ブルーマーブルは13.3倍と、ちょっと離れた4番人気であった。以下、イナゲオー、グリロ、シードラゴン、ナイキワールド、クィーンアイと続く人気であった。ブルーマーブルの鞍上は今回も佐藤隆騎手。パドックで乗馬し、さっそうと馬場へ向かった。返し馬も、相変わらずで調子落ちはなさそうであった。
船橋1400mは内回りのコース。レースはスタンド前からスタートする。ファンファーレが鳴って、スターターが旗を振る。ブルーマーブルがゲートに入っても厩務員さんはゲートの前でブルーマーブルを落ち着かせようと必死に声を掛けているのが遠くからも良く見える。レーススタート。ブルーマーブル、スタートは上々だが、2完歩目からのダッシュがつかない。前では1番人気の5ローランベルカントと、8ヤマノハイキングが先行争いをして、1コーナーへ。5ローランベルカントが先頭を制して単独先行、続いて8ヤマノハイキング、11クィーンアイが1馬身間隔で追走。人気の6タヤスウォークライは5番手中段を行く。2ブルーマーブルは9番手あたり。1、2コーナーにかけて2ブルーマーブルが徐々に馬なりで前に出るが、それでも先行6頭の集団から3馬身くらい離されて、7番手あたりで自重したまま。向こう正面でも、各馬の位置取りはそれほど変わらず3コーナーへ。
3コーナーから4コーナーにかけてただ1頭6タヤスウォークライがまくって追い上げる。その他の馬は何をしているのか?一向に動かない様子。4コーナー出口で6タヤスウォークライは3番手に上がる。残り200mから6タヤスウォークライが一気に先頭に立ち、そのまま押し切る。1番人気5ローランベルカントは失速。2着は終始2番手を守った8ヤマノハイキングが粘った。3着は4コーナー最後方から追い上げた10グリロが4馬身遅れながらも上位入線。我が2ブルーマーブルは、4コーナーで6番手中段まで上がったが、追い上げる脚が無く、9着に沈んでしまった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 6 タヤスウォークライ 428 -18 1.32.9 2 8 ヤマノハイキング 463 -5 2・1/2 3 10 グリロ 439 -4 4 4 4 ナイキワールド 519 -11 1 5 7 オレンジニシキ 434 +3 1 6 3 シードラゴン 462 +1 アタマ 7 5 ローランベルカント 466 -6 1・1/2 8 11 クィーンアイ 501 +2 3/4 9 2 ブルーマーブル 406 -4 1/2 10 1 イナゲオー 500 -6 1/2 11 9 トベヨムサシ 463 -3 8
レース後、厩務員さんに話しを聞いたが、今日の敗因はイレ込みがすべてだそうだ。ブルーマーブルは厩務員さんも手に余るくらいイレ込みが激しいそうで、獣医さんをも悩ませているとのこと。カイバの食いも、あまり良くないそうで、何とか食べさせるように努力されているのだが、良い結果が出てないそうである。カイバを食べてふっくらしてくれば、イレ込みも収まるのではないかとのこと。
とにかく、ブルーマーブル自身の成長に期待するしか無いのであろうか。ガンバレ!