ブルーマーブル「がんばる記」

2000年2月18日(金) 4歳 サラ4歳
第12回船橋5日目 第1レース (ダ1,200m) 晴れ 良

出走馬

馬名 騎手 斤量 厩舎 前走
1 コンバットマジック 4 張田京 53 (船橋)岡林光 船橋 1/19 4歳 張田京53 ダ14 9/9 461
2 グリロ 4 桑島孝 53 (船橋)成田 船橋 1/19 4歳 秋田実53 ダ14 7/8 451
3 ゲートウェークイン 4 的場文 53 (船橋)齊藤速 船橋 1/21 4歳未受賞 野口正53 ダ12 3/12 445
4 エンゼルニシキ 4 小林照 53 (船橋)新井康 船橋 1/19 4歳 小林照53 ダ14 8/9 465
5 ブルーマーブル 4 佐藤隆 53 (船橋)米山 船橋 1/21 4歳未受賞 左海誠53 ダ12 4/12 412
6 トートダパンプ 4 湯浅淳 54 (船橋)熊坂光 船橋 1/21 4歳未受賞 湯浅淳53 ダ12 3/11 436
7 ニーナ 4 矢野義 53 (船橋)大久保 船橋 1/19 4歳 矢野義53 ダ14 7/8 423
8 トートパニック 4 森勇 54 (船橋)森始 船橋12/29 3歳 森勇53 ダ12 6/11 410

前走、デビュー以来2回連続で1番人気に推されながら、またもやスタートで出遅れ4着と敗退してしまったブルーマーブル。気性がまだまだ幼いので、競馬をまだ分かっていないというスタッフの言ながら、なんとかここらで勝ちあがって欲しいもの。船橋競馬開催は、ほぼ月1回のペースのため、ゆったりとした調整で望めるとはいえ、早く勝ち星を上げて南関東他競馬場へも遠征をしてくれなくちゃ...

今回はメンバーもかなり手薄。しかしながら、前走ブルーマーブルよりもタイムの良い牡馬トートダパンプが1番人気。続いて、やはり前々走の1200mで好タイムを出しているグリロが2番人気。ブルーマーブルは今回3番人気である。以下、ゲートウェークイン、エンゼルニシキ、コンバットマジック、ニーナ、トートパニックという順である。

返し馬:佐藤隆騎手この時期、船橋周辺は風が強い。今日も晴れてはいるが、かなりの風で体感温度は下降ぎみ。パドックも日陰で見るのはかなり辛いものがある。とはいっても、馬も同じ寒風にさらされているのだ。しっかり応援しようとパドック最前列を陣取る。パドックに現れたブルーマーブルは、あいかわらず元気。馬体も好バランスを保っており、何も問題ない様子。レースが待ち遠しい感じだ。今回、ブルーマーブルは緑一色のメンコをしている。前2走は緑に赤いふち取りのメンコであった。イメージチェンジかな?騎手は乗り替わりで、佐藤隆騎手。40歳を越えたベテラン騎手だが1400勝余りを上げている。騎乗に全く不安はない。むしろ、気性の幼いブルーマーブルに上手く乗ってくれるだろう。騎手騎乗。ブルーマーブルは気合いが入ったか、横歩きを始める。気合い上々で、返し馬に消えていった。

スターターの旗がひるがえって、レーススタート。5ブルーマーブルは悪くないスタート。スタート直後は6トートダパンプが先行。続いて1コンバットマジックが2馬身後方。4エンゼルニシキ、5ブルーマーブルが遅れず2馬身差で続く。2番人気2グリロは後方6番手。向こう正面で4エンゼルニシキが遅れ始める。代わりに、2グリロがどんどん上がってきて、4エンゼルニシキ、5ブルーマーブルを抜いて3番手に上がる。

最後の直線追い比べ3コーナーでは6トートダパンプ、1コンバットマジック、2グリロ、5ブルーマーブルの順。ここから佐藤騎手、5ブルーマーブルにGOサインを出して、一気に2番手に上がる勢い。4コーナーを回ったところで先行する6トートダパンプに襲い掛かる。がんばれ!ブルーマーブル!と、思わず声が出る。一旦、6トートダパンプに並びかけるが、しかし船橋の直線は長い。6トートダパンプが2枚腰を使う。直線半ばから5ブルーマーブルの脚色は6トートダパンプと同じになってしまった。

結局、終始先行して力を出しきった6トートダパンプが1着。4コーナーで見せ場を作ったものの、惜しくも3/4馬身差の2着が5ブルーマーブル。3着は一旦後退したが盛り返して3着確保の2グリロという結果であった。

 

レース結果ゴール前の攻防

馬名 体重 増減 タイム/差
1 6 トートダパンプ 431 -5 1.18.5
2 5 ブルーマーブル 410 -2 3/4
3 2 グリロ 443 -8 3
4 3 ゲートウェークイン 437 -8 2
5 4 エンゼルニシキ 457 -8 1
6 1 コンバットマジック 456 -5 1・1/2
7 7 ニーナ 424 +1 3
8 8 トートパニック 410 0 1・1/2

 


2着でした...レースは結局2番人気と3番人気の馬の順番が替わっただけで、人気通りで決着した。ブルーマーブルは4コーナーでは勝つ勢いに見えたが惜しい2着。残念な結果となった。しかし、前走のタイムを1.2秒縮めたレースは次回の必勝を確信させるものであった。

レース後厩舎に帰ってきたブルーマーブルはいつものように緑地に赤いふち取りのメンコをしている。そして側に緑一色のメンコが置いてある。そうか!メンコを2枚していたのか。周囲の騒音が聞こえないよう工夫していたんだね。厩務員さんも、「今日は今までで一番落ち着いていたね。賞金積んだから、次は多分1400mだろうね」、とおっしゃる。距離伸びるのは大歓迎だ。2、3度ゲートを嫌ったけど、この調子なら次回こそは勝利の美酒を味わえそうだね。がんばれ!ブルーマーブル

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