シアトルブリッジ「がんばる記」
1999年10月30日(土) サラ系4歳以上 牝馬 900万円以下
第4回京都7日目 第6レース (ダ1,800m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 質 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | 先 | ミスカサブランカ | 牝 | 6 | 河内 | 54 | (栗)音無 | 中京06/06 三河900 佐藤哲55 芝18 12/12 498 |
2 | 差 | ミニマムエレガンス | 牝 | 5 | 四位 | 55 | (栗)加用 | 京都10/16 500万下 四位56 ダ18 1/15 454 |
3 | 差 | シアトルブリッジ | 牝 | 4 | 柿元 | 53 | (栗)五十嵐 | 小倉07/17 豊前500 柿元53 ダ17 1/14 452 |
4 | 差 | アバンチュール | 牝 | 5 | ▲仲田 | 52 | (栗)大根田 | 京都10/17 900万下 仲田52 ダ14 7/10 472 |
5 | 先 | ミルフォードゼミ | 牝 | 4 | 松永幹 | 53 | (栗)鹿戸 | 京都10/17 900万下 松永幹53 ダ14 4/10 454 |
6 | 逃 | レディジョーカー | 牝 | 4 | 熊沢 | 53 | (栗)宮 | 阪神09/19 秋分900 内田浩53 ダ18 12/10 496 |
7 | 先 | クリムゾンクローバ | 牝 | 4 | 角田 | 53 | (栗)渡辺 | 函館07/18 かもめ900 千田52 芝18 10/14 490 |
8 | 追 | ウルトラシートゥ | 牝 | 4 | 武幸 | 53 | (栗)瀬戸口 | 京都10/17 900万下 武幸53 ダ14 9/10 442 |
前走、小倉の豊前特別500万下を4馬身差と快勝したシアトルブリッジ。6ヶ月の休み明けも何のその、強い勝ち方であった。その後、軽いもやもやが出て、またまた3ヶ月の休養を余儀なくされた。先週、特別レースに登録があったのだが、直前に熱発で出走を回避し、1週間様子を見ての今週再登場である。馬主さんはシアトルブリッジを、「先のある馬だから」と大事に使ってくれている。今回は牝馬限定の平場レース、万全の体勢で必勝を期しているのであろう。
1番人気は前走900万下を12着ながら、その前2走は2着を続けている6歳馬、ミスカサブランカ。実力はあるという評価か。続いて、前走900万下を4着のミルフォードゼミ。しかし、1、2番人気はともに3.5倍と伯仲。我が、シアトルブリッジは4.6倍の3番人気。以下、レディジョーカー、アバンチュールと5頭が10倍を割る人気。さらに、クリムゾンクローバ、ミニマムエレガンス、ウルトラシートゥの順。人気は割れている。
シアトルブリッジの馬体重は、+20kgとの発表。発表を聞いた時点ではビックリしたが、パドックを見るととても20kg増には見えない。腹回りも細くすっきりしている。体重が増えて丁度良かったのではないか。しかし、パドック解説者は重そうと言っている。どこが重いのだと内心思うのだが。見返してやれシアトルブリッジ!
レーススタート。予想通り、6レディジョーカーが逃げる。続いて1ミスカサブランカ、半馬身おいて、3シアトルブリッジ、5ミルフォードゼミ。2ミニマムエレガンス、7クリムゾンクローバ、8ウルトラシートゥが第2集団で続く。4アバンチュールが最後方で第1コーナーへ。しかし、1コーナーでは5馬身くらいのなかに全馬がはいっている。2コーナーにかけて2ミニマムエレガンスが5ミルフォードゼミの内にとりつく。6レディジョーカーが1ミスカサブランカに1馬身半差をつけ、1馬身差で3シアトルブリッジが追走。
向こう正面中間で、先頭は2番手に2馬身差をつける。ここから、3シアトルブリッジが徐々に進出し、3コーナーでは2番手に半馬身差で並ぶ。さらに3シアトルブリッジは先頭の6レディジョーカーに襲いかかる。4コーナーを持ったまま外目を上がって先頭に踊り出る。直線に向いて、3シアトルブリッジに2、3発鞭が入る。3シアトルブリッジはそのまま差を広げる一方。5馬身差の圧勝。2着は逃げ粘った6レディジョーカー。3着は後方から追い込んだ8ウルトラシートゥ。しかし、3シアトルブリッジの上がり3ハロンが36.7秒ではなすすべもなし。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 3 シアトルブリッジ 472 +20 1.51.7 2 6 レディジョーカー 516 +19 5 3 8 ウルトラシートゥ 446 +4 1・3/4 4 1 ミスカサブランカ 506 +8 1・1/4 5 7 クリムゾンクローバ 490 0 ハナ 6 2 ミニマムエレガンス 460 +6 2・1/2 7 5 ミルフォードゼミ 456 +2 2・1/2 8 4 アバンチュール 474 +2 ハナ 休み明けの+20kgという体重増も、ものともせず、横綱相撲であった。勝ったレースは、3馬身、4馬身、そして今回は5馬身と、レース毎に差を広げている。頼もしい限りである。次は、1600万下、準オープン。タイムをあと一つ縮めなければ勝てないだろう。しかし、それも楽々クリアしてくれるのではと思わせるレースぶりであった。
注)GreenChannelのTV映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。