シアトルブリッジ「がんばる記」

2001年4月4日(水) 第5回マリーンC(G3) サラ系3歳以上 オープン (指定交流)牝 別定
第1回船橋3日目 第10レース (ダ1,600m) 晴れ 稍重

出走馬

馬名 騎手 斤量 厩舎 前走
1 リンリンスキー 4 吉田稔 54 (名古)角田 名古 3/21 名古屋大賞典 吉田稔54 ダ19 7/11 520
2 ユニティステージ 6 54 (大井)大山ニ 大井 3/01 金盃 堀54 ダ20 14/16 455
3 トミケンブライト 4 石崎 54 (船橋)出川克 川崎 3/07 弥生特別A2 早田57 ダ21 1/9 455
4 スーパーセタリオン 4 真島正 54 (佐賀)真島元 佐賀 3/27 筑紫野賞B1 真島正56 ダ18 8/10 500
5 プリエミネンス 4 柴田善 56 (美浦)伊藤圭 中山 3/25 マーチS(G3) 小野52 ダ18 3/16 470
6 ベルグチケット 4 菊沢徳 54 (美浦)手塚 中山 3/10 中山牝馬S(G3) 江田照50 芝18 16/16 444
7 ヤマノラヴリー 4 左海 54 (船橋)出川克 川崎 3/07 弥生特別A2 石崎55 ダ21 3/9 474
8 ウツミダンスダンス 4 内田 55 (大井)赤間 大井 3/01 金盃 佐藤祐53 ダ20 9/16 478
9 エンゼルカロ 4 宝来 55 (栗東)南井 中山 3/03 オーシャンS(G3) 田中勝54 芝12 13/14 458
10 ヤマノリアル 5 張田 56 (船橋)後藤 大井 3/01 金盃 張田54 ダ20 8/16 474
11 シアトルブリッジ 5 松永幹 55 (栗東)土門 中山 3/10 中山牝馬S(G3) 松永幹53 芝18 14/16 464

前走、古馬になって初の芝レースに挑んだものの大敗を喫してしまったシアトルブリッジ。やはり、走りなれたダートが良いということで、牝馬限定の交流重賞、船橋のマリーンカップ(G3)に挑戦である。シアトルブリッジにとって交流重賞は初挑戦、今後のことを考えると、やはりここはがんばって欲しいところ。あらいん地元の船橋には応援に行かなくては始まらない。復活を願って勇躍かけつけた。

スタート後、元気よく松永幹夫騎手とパドックに現れたシアトルブリッジ。正直言って歩様が少々おかしい。後ろ肢をひねる様に歩いているし、おなかは細く見える。やはり輸送の影響だろうか。体重はまた減ってついに460kgを切ってしまった。470kg台で活躍していた馬だけに、この減り方は厳しいのでは。おまけにシャドーロールまでつけて重武装。厩舎スタッフもいろいろ苦労をしている様子だ。鞍上はこのところお手馬にしてくれている、松永幹夫騎手。

人気は、交流重賞で活躍中のプリエミネンスが断然の1番人気。ついで、地元船橋の勇、ヤマノリアル。あのアブクマポーロを管理していた出川克己厩舎の、トミケンブライト。我がシアトルブリッジは、それでも4番人気。以下、名古屋のリンリンスキー、ウツミダンスダンス、ヤマノラヴリー、エンゼルカロ、ベルグチケット、ユニティステージ、スーパーセタリオンと続いた。

残り200mレースは逃げ馬不在で、飛びだしたのが6ベルグチケット。以下、7ヤマノラヴリー、8ウツミダンスダンス、2ユニティステージと続いて、11シアトルブリッジは好位の5番手に。さらに、5プリエミネンス、3トミケンブライト、4スーパーセタリオン、10ヤマノリアル、9エンゼルカロ、1リンリンスキーが続く。そのまま、出入りもなく1,2コーナーを回ってレースは淡々と流れる。これは最後の直線でヨーイ・ドンか?

4コーナーを回って残り200mから中段を抜け出した5プリエミネンスが大外を追い込んでくる。連れてこれも好位にいた3トミケンブライトが追い比べ。先頭の2頭、6ベルグチケット、7ヤマノラヴリーはここから脱落して後退。1歩先に最後方から内を突いてあがってきた1リンリンスキーががんばっている。

結局、5プリエミネンスが3トミケンブライトに競り勝って1着。2着3トミケンブライト。3着には1リンリンスキーががんばった。11シアトルブリッジは直線に向いてズルズル後退して置いていかれて10着と惨敗であった。

レース結果ゴール!

馬名 体重 増減 タイム/差
1 5 プリエミネンス 462 -8 1:40.3
2 3 トミケンブライト 456 +1 1/2
3 1 リンリンスキー 506 -14 1
4 8 ウツミダンスダンス 476 -2 1・1/2
5 2 ユニティステージ 456 +1 アタマ
6 4 スーパーセタリオン 489 -11 1・1/2
7 7 ヤマノラヴリー 457 -17 2
8 6 ベルグチケット 441 -3 1・1/2
9 10 ヤマノリアル 472 -2 1・1/2
10 11 シアトルブリッジ 459 -5 3/4
11 9 エンゼルカロ 454 -2 8

やはり輸送に負けてしまったことが最大の敗因だろう。これでは今後、交流レースに出るのは厳しい。地元関西のレース中心に使ってくれることを望むしかないのか。力を出し切れていないのが何とも悔しい限り。シアトルブリッジにはもう一花も二花も咲かせてもらいたいものだが。

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