シアトルブリッジ「がんばる記」
2000年10月28日(土) 武蔵野S サラ系4歳以上 オープン (国際)[指] 別定
第5回東京7日目 第11レース (ダ1,600m) 曇り 良
出走馬
馬 | 質 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | 追 | チョウカイライジン | 牡 | 8 | 田中勝 | 56 | (美)中野隆 | 阪神 6/18 プロキオンS 蛯名56 ダ14 7/16 534 |
2 | 追 | タマモスオード | 牡 | 7 | 小野 | 56 | (栗)川村 | 京都10/14 エニフS 四位56 ダ18 7/11 468 |
3 | 先 | パーソナリティワン | 牡 | 7 | 徳吉 | 56 | (美)久恒 | 金沢10/09 白山大賞典 勝浦56 ダ21 6/12 460 |
4 | 逃 | レイズスズラン | 牡 | 7 | 岡部 | 57 | (美)増沢 | 大井 9/27 東京盃 江田照55 ダ12 9/15 497 |
5 | 差 | タイキヘラクレス | 牡 | 5 | 藤田 | 59 | (美)蛯名 | 盛岡10/09 南部杯 藤田56 ダ16 3/14 510 |
6 | 差 | シアトルブリッジ | 牝 | 5 | 竹之下 | 54 | (栗)土門 | 阪神 9/30 大阪ス杯1600 竹之下55 ダ18 1/16 472 |
7 | 先 | サンフォードシチー | 牡 | 6 | 村山 | 56 | (栗)大沢 | 京都10/14 エニフS 村山57 ダ18 3/11 482 |
8 | 先 | メイセイユウシャ | 牡 | 5 | 菅原勲 | 56 | (水)佐々修 | 盛岡10/02 九州騎手招待 吉田隆57 ダ18 1/12 491 |
9 | 追 | ナショナルスパイ | 牡 | 7 | 桑島 | 56 | (大)高橋三 | 大井 6/22 帝王賞 鷹見57 ダ20 6/16 532 |
10 | 差 | タガノサイレンス | 牡 | 8 | 吉田 | 56 | (栗)橋本 | 阪神 9/23 ギャラクシS 熊沢56 ダ14 4/9 478 |
11 | 先 | アグネスデジタル | 牡 | 4 | 的場 | 55 | (栗)白井 | 中山 9/30 ユニコーンS 的場56 ダ18 1/16 438 |
12 | 逃 | ミヨノショウリ | 牡 | 6 | 郷原 | 56 | (美)秋山 | 札幌 9/17 UHB賞1600 郷原56 ダ17 1/13 488 |
13 | 差 | キングナムラ | 牡 | 6 | 桑野 | 56 | (金)小原 | 金沢10/08 フェニックス特別 桑野55 ダ17 1/10 485 |
14 | 差 | ナモンレグラス | 牡 | 7 | 北村 | 56 | (美)二ノ宮 | 京都10/14 エニフS 福永56 ダ18 9/11 508 |
15 | 差 | ゴールドティアラ | 牝 | 5 | 武豊 | 57 | (栗)松田国 | 盛岡10/09 南部杯 後藤54 ダ16 1/14 462 |
16 | 差 | マチカネラン | 牡 | 4 | 横山典 | 54 | (栗)西園 | 中山 9/30 ユニコーンS 武豊56 ダ18 2/16 470 |
前走、休み明けの大阪スポーツ杯を快勝したシアトルブリッジ。休み明け鉄砲は必ずものにしているものの、使うごとに調子が落ちてくる傾向があるだけに、今回の東京開催、武蔵野Sは必勝を期したい。距離1600mはシアトルブリッジにとっては若干短い気がするが、そこは広い東京、守備範囲と考えたい。ただ、春先のマーチSでの惨敗は輸送の影響かとの心配もある。デリケートな牝馬だけに栗東からの輸送が応えなければよいが。さすがはG3武蔵野S,交流競走G1馬など錚々たるメンバーが揃った。
人気は南部杯G1馬、ゴールドティアラが1番人気。ヤマニンゼファー産駒で芝並みの上がりを使えるサンフォードシチーが2番人気で、得意の東京開催で逆転を狙う。3番人気、4番人気は4歳のマチカネラン、アグネスデジタルでユニコーンS、2着、1着馬でありダート実績は高い。続いて我が、シアトルブリッジが5番人気。6番人気は盛岡ダービーグランプリ覇者タイキヘラクレス。前走、南部杯でも3着に食い込んでいる。7番人気は札幌UHB賞1着、ミヨノショウリ。8番人気以下は、レイズスズラン、チョウカイライジン、タガノサイレンスと続き、地方馬メイセイユウシャ、ナショナルスパイがそれに続く。逃げ馬2頭が揃い、ハイペース必至なだけに如何に好位をとれるかが、カギとなるに違いない。
パドックに現れたシアトルブリッジ、今日は勝負服とお揃いのメンコを着けて登場。マーチSで素顔を見せてくれたが、やはりメンコは必須なのか。-4kgと馬体減りは僅かだが、見た目、腹が巻き上がって細い感じがする。汗もかいているし、やはり輸送の影響が出ているのかも。他の馬では、ゴールドティアラがすばらしい。アグネスデジタルも少々気が散っているが、均整の取れた馬体が映えている。シアトルブリッジ鞍上は今回も竹之下騎手。返し馬ではさっそうとスタンド前を駆けていった。
レースは2コーナーからスタート。スタート良く飛び出したのは案の定逃げ馬12ミヨノショウリ。向こう正面直線では2番手4レイズスズランを1馬身半離して独走。1馬身差で11アグネスデジタル、10タガノサイレンス。さらに1馬身差で8メイセイユウシャ、16マチカネランが追走。6シアトルブリッジ、7サンフォードシチー、15ゴールドティアラもその後を差が無く追走。有力どころは前々の競馬である。
4コーナーに向かって先頭12ミヨノショウリ、4レイズスズランが後続との差をつけていく。後続では5タイキヘラクレスが外目を上がって前に上がってくる。対照的に6シアトルブリッジ、16マチカネランが若干遅れはじめる。4コーナーでは12ミヨノショウリが先頭。3馬身差で4レイズスズラン。さらに3馬身差で11アグネスデジタル、10タガノサイレンスが追走。1馬身差で8メイセイユウシャ。さらに2馬身後ろを、7サンフォードシチー、5タイキヘラクレス、16マチカネラン、15ゴールドティアラが集団で追いかける。6シアトルブリッジ、3パーソナリティワンが1馬身半差でその後。
4コーナーを回って直線に。先頭12ミヨノショウリが逃げる。残り200mで11アグネスデジタルが先頭に並びかけ先頭に立つと、ここで12ミヨノショウリは後退。しかし、ついて上がってきた10タガノサイレンスを後方から鋭い脚で交わし、残り100mで7サンフォードシチーが、先頭11アグネスデジタルの内を突いて差し切り1着。2着は惜しくも11アグネスデジタル。3着も後ろから鋭く差してきた16マチカネラン。1番人気15ゴールドティアラは差し脚届かず5着。6シアトルブリッジは前走のような差し脚を見せることなく、8着に終わった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 7 サンフォードシチー 476 -6 1:35.4 2 11 アグネスデジタル 442 +4 1 3 16 マチカネラン 472 +2 クビ 4 10 タガノサイレンス 468 -10 2・1/2 5 15 ゴールドティアラ 456 -6 ハナ 6 1 チョウカイライジン 536 +2 2・1/2 7 12 ミヨノショウリ 486 -2 ハナ 8 6 シアトルブリッジ 468 -4 1・1/2 9 2 タマモスオード 462 -6 ハナ 10 5 タイキヘラクレス 518 +8 3 11 3 パーソナリティワン 462 +2 1/2 12 4 レイズスズラン 498 +1 3/4 13 9 ナショナルスパイ 534 +2 ハナ 14 8 メイセイユウシャ 494 +3 2・1/2 15 13 キングナムラ 470 -15 2・1/2 16 14 ナモンレグラス 518 +10 10
末脚不発に終わったシアトルブリッジ。内々を回って前が開かない展開に嫌気がさした感じだ。もともと先行馬だけに、後ろからの競馬、揉まれる展開に慣れていないのでは。前走のような外に出しての末脚爆発という競馬が見たかった。