シアトルブリッジ「がんばる記」

2000年2月12日(土) すばるステークス サラ系5歳以上 オープン
第2回京都5日目 第11レース (ダ1,400m) 晴れ 稍重

出走馬

馬名 騎手 斤量 厩舎 前走
1 キョウエイフォルテ 7 福永 53 (栗)工藤 中山 1/9 ガーネットS 岡部54 ダ12 4/14 464
2 パーソナリティワン 7 熊沢 55 (美)久恒 東京 1/29 銀嶺S 徳吉57 ダ14 12/14 484
3 ホーマンスピリット 6 54 (栗)安田隆 京都 1/8 雅S1600 幸57 ダ18 1/16 482
4 ヘイアンウインザー 6 坂井 54 (美)松山 中山 1/15 ジャニュS1600 坂井57 ダ12 1/16 480
5 ゴールドジャパン 9 飯田 51 (美)相川 京都 1/5 京都金杯 菊沢仁50 芝16 12/16 456
6 サウスヴィグラス 5 武豊 55 (美)高橋祥 京都 1/5 門松S1600 武豊56 ダ12 1/16 492
7 タガノサイレンス 8 松永幹 55 (栗)橋本 京都 1/23 平安S 松永幹56 ダ18 6/16 486
8 エイシンサンルイス 5 太宰 55 (栗)太宰 東京10/23 神無月S 太宰54 ダ16 2/16 522
9 サンエムキング 9 菊沢仁 52 (栗)松田正 京都 1/23 平安S 小島56 ダ18 7/16 480
10 タマモスオード 7 四位 54 (栗)川村 京都 1/5 京都金杯 佐藤哲53 芝16 14/16 476
11 スギノキューティー 6 河内 53 (栗)浅見 京都 1/23 平安S 石橋55 ダ18 8/16 458
12 セイントリファール 8 渡辺 56 (栗)大久正 京都 1/23 平安S 高橋亮56 ダ18 16/16 464
13 セタノキング 10 藤田 54 (美)嶋田潤 東京 1/29 銀嶺S 石橋57 ダ14 5/14 500
14 スマートボーイ 6 伊藤直 55 ()伊藤圭 中山 1/8 アレキS1600 伊藤直58 ダ18 1/16 472
15 シアトルブリッジ 5 柿元 53 (栗)五十嵐 京都 1/23 平安S 柿元53 ダ18 2/16 468
16 テンパイ 8 横山典 55 (栗)福島信 阪神12/11 シリウスS 佐藤哲55 ダ14 15/16 516

前走、平安Sをオースミジェットの2着と、G3メンバーに入っても十分通用する力を示したシアトルブリッジ。そのままG1フェブラリーSに登録したが、出走優先順はフルゲート16頭の19番目。回避馬が出そうにない現在の状況では、路線変更はやむなし。1週前の平場オープン戦、すばるS(ダ1400m)に出走することになった。

血統的には、中長距離に向いていると思うだけに、1400mでどのような競馬をしてくれるのか。京都ダート1400mは3歳時2戦して2敗。忙しいレースで、あれよあれよという間にスピード馬に置いていかれ、敗れたシーンが思い出される。はたして、5歳になって対応できる能力をつけているのか。また、京都ダート1400mは引き込みからのスタートのため、スタート後しばらくは芝コースを走る。外枠ほど芝コースが長いのである。芝を走る影響が如何に出るのか。そういう意味でも注目のレースである。

人気は、このところ短距離ダートで3連勝。一気にオープンに上り詰めた武豊鞍上のサウスヴィグラスが1番人気。つづいて2番人気は我がシアトルブリッジ。距離が不安とはいえ平Sの好走で人気を集めているようだ。3番人気は前走オープン2着のエイシンサンルイス。準オープン勝ちでオープン初挑戦のホーマンスピリットヘイアンウインザーが4、5番人気。平安S組みタガノサイレンスは6番人気に甘んじた。以下、キョウエイフォルテスマートボーイスギノキューティーテンパイとオープン常連が続く。

直線に向いて...4コーナー後方でレーススタート。6サウスヴィグラス、8エイシンサンルイスが先行を争うも、先行集団は10頭ばかりでダンゴ状態。ついて行けない馬、追い込み勢は約5馬身ほど離れて第2集団。15シアトルブリッジは先行集団の最後方をついていっている。向こう流しの直線では6サウスヴィグラスが1馬身リードして先頭を行く。続いて8エイシンサンルイスが単独2番手。続いて3ホーマンスピリット、9サンエムキング、14スマートボーイ、4ヘイアンウインザー、16テンパイとなだれ込むように3コーナーへ。3コーナーから4コーナーにかけ9サンエムキングが脱落。代わって1キョウエイフォルテ、10タマモスオードが徐々に進出してくる。15シアトルブリッジは外目を回らされて手応えが悪い。

直線に向いても6サウスヴィグラスの脚は衰えない。2番手3ホーマンスピリットを3〜4馬身離して勝ちパターン。8エイシンサンルイスは3番手。しかし、後方で満を持していた7タガノサイレンスが最内を激しく追い込む。6サウスヴィグラスをクビ差捕らえたところがゴールであった。鮮やかな差し切り勝ち。8歳馬のオープン勝ちは最近珍しいのでは。3着は後方から追い込んだ1キョウエイフォルテ。4着もこれまた追い込んだ10タマモスオードと、追い込みパターンのレースであった。そのなかで、先行して2着に粘った6サウスヴィグラスは力がある。我が15シアトルブリッジは4コーナーから見せ場もなく後退。15着に敗退した。

レース結果15着ゴール

馬名 体重 増減 タイム/差
1 7 タガノサイレンス 488 +2 1.23.7
2 6 サウスヴィグラス 492 0 クビ
3 1 キョウエイフォルテ 478 +14 1
4 10 タマモスオード 470 -6 クビ
5 11 スギノキューティー 456 -2 ハナ
6 4 ヘイアンウインザー 468 -12 ハナ
7 3 ホーマンスピリット 480 -2 1・1/2
8 8 エイシンサンルイス 526 +4 アタマ
9 5 ゴールドジャパン 456 0 1/2
10 13 セタノキング 492 -8 アタマ
11 12 セイントリファール 460 -4 1・1/2
12 14 スマートボーイ 468 -4 1・3/4
13 16 テンパイ 506 -10 クビ
14 2 パーソナリティワン 474 -10 1/2
15 15 シアトルブリッジ 464 -4 8
16 9 サンエムキング 482 +2 1・1/4

レース後の柿元騎手のコメントでは、スタート後、芝を走らされてリズムが狂ったとか。やはり、忙しい競馬は向いていないのであろう。敗因は距離にあることがはっきりしているだけに、今後は中長距離を使っていって欲しい。次回は強いシアトルブリッジを見せてもらいたいものである。

注)GreenChannelのTV映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。

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