アトラスエース「がんばる記」

1999年4月24日(土) 風神賞 サラ系C1
第1回足利4日目 第8レース(ダ1,800m) 雨 不良

出走馬

馬名 騎手 斤量 厩舎 前走
1 ナポレオンナポリ 5 三上智 55 (足)岩渕義 宇4/11 C1特別 三上智 55 ダ15 3着 468
2 タイキガルチ 6 山田博 55 (宇)中村和 宇4/11 C1特別 山田博 55 ダ15 5着 502
3 ノムラグッドラック 5 大木義 55 (足)手塚正 宇4/11 C1特別 大木義 56 ダ15 1着 462
4 ミサトラッキーオー 6 平澤則 55 (宇)早川実 宇4/03 タンポポ特別B3 高橋和 53 ダ15 2着 462
5 ベストプリーチャー 7 加藤和 54 (宇)堀江富 宇3/25 竜頭賞C2 加藤和 53 ダ15 1着 438
6 オンワードボンバー 6 高橋和 55 (足)佐藤裕 宇4/10 C1選抜 高橋和 55 ダ15 1着 477
7 キタノギャロップ 6 小野三 55 (宇)川原実 宇4/10 C1選抜 大木義 55 ダ15 2着 490
8 トチノリズム 7 青木秀 55 (宇)清水久 宇4/03 タンポポ特別B3 藤本靖 54 ダ15 4着 485
9 ウエストシャトー 6 三井健 55 (足)丸山定 宇4/03 タンポポ特別B3 野澤憲 54 ダ15 5着 430
10 アトラスエース 5 早川順 55 (足)日野啓 宇4/03 タンポポ特別B3 早川順 54 ダ15 3着 478

前走、B3特別戦、1500mと不得手な距離ながら3着であったアトラスエースは十分な休養を挟んで、自己条件のC1級の特別レースに登録してきた。距離も1800mと長い距離は歓迎である。ここは勝って当然であろう。パドックで横歩き

パドック。前日からの雨が依然降り続き、馬場は最悪。パドックでのアトラスエースはいつもと変わらないのか、元気が無いのか良く分からない。人間でもこの雨では元気がなくなるよね。しかし騎手が騎乗してから気合が乗り始めた。いつもの横歩きをパドックで披露。幸いパドックでは雨が降り止んでいたが、返し馬を始めた頃からまた雨が降り始めた。馬も、騎手もなんだか憂鬱そうに見えたのは私だけか。雨がいやなのか、早川騎手、なかなかスタート前の輪乗りに入って行かない。馬券発売の締め切り予告チャイムが鳴っても、スタート地点の2コーナーのはるか遠く、3コーナーを悠然と速足している。見ている方は、間に合わないのではとヒヤヒヤもの。締め切りベルが鳴ったところで、ようやく発走ゲートに到着した。ほっ。

 

1周目スタンド前7番手レーススタート。ゴール前追い込むハナを奪ったのは3ノムラグッドラック。は大体7番手。正面では3ノムラグッドラック、6オンワードボンバーが1馬身後ろ、5ベストプリーチャー、2タイキガルチがさらに1馬身おいて3、4番手。以下、9ウエストシャトー、1ナポレオンナポリ。ここまでが第1集団。10アトラスエースは4馬身おいて7番手を単騎追走。2コーナーで10アトラスエースが第1集団に追いつく。3コーナーで1頭を追い抜く。この間3ノムラグッドラックは後続を5馬身ほど突き放す。しかし、4コーナーで他馬が追いついてきた。4コーナー出口では1馬身差。2番手は2タイキガルチ。その後方に1ナポレオンナポリ。10アトラスエースはその後ろに進出。ここから4頭の追い比べだ。1ナポレオンナポリの脚色が一番良く、ゴール直前で2タイキガルチを捕らえて1着。10アトラスエースは、伸びるも3ノムラグッドラックを捉え切れず4着。結局、1着の馬との差は位置取りの差であった。

レース結果厩舎で...

馬名 体重 タイム/差
1 1 ナポレオンナポリ -2 1.56.7
2 2 タイキガルチ -8 クビ
3 3 ノムラグッドラック +1 1・1/2
4 10 アトラスエース +3 クビ
5 9 ウエストシャトー -14 2
6 8 トチノリズム 0 1・1/2
7 4 ミサトラッキーオー +3 1/2
8 6 オンワードボンバー -1 2
9 7 キタノギャロップ +6 1
10 5 ベストプリーチャー +10 3

厩舎の前でレース後、アトラスエースの日野啓二厩舎を訪問。日野調教師は「アトラスエースはテンに前に行く脚が無いから、今日のような速い馬場ではつらいよ」との解説。そうなんですよね。もう少し前に行ける足があれば4倍は勝っている気がします。ならば、既にバリバリのA級馬。

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