アトラスエース「がんばる記」
2000年4月11日(火) サラ系 B3 特選 三組
第1回大井2日目 第7レース(ダ1,600m) 曇り 稍重
出走馬
馬 | 質 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | 差 | ハカタボーイ | 牡 | 7 | 的場直 | 55 | (大)金井 | 大井 3/23 B3 的場直55 ダ14 2/9 433 |
2 | 先 | ハナショウブ | 牡 | 5 | 的場文 | 55 | (大)中島正 | 大井 3/21 爽春賞B3特別 内田博55 ダ16 6/12 482 |
3 | 差 | ストロングターキン | セ | 7 | 戸崎圭 | 55 | (大)赤嶺本 | 大井 3/22 特選B3 宮浦正55 ダ16 13/13 429 |
4 | 差 | ケンロクタカオー | 牡 | 7 | 張田京 | 55 | (大)矢作 | 大井 3/23 B3 内田博55 ダ14 3/9 492 |
5 | 差 | エスティーウエーブ | 牡 | 7 | 佐宗応 | 55 | (大)栗田泰 | 大井 3/22 特選B3 佐宗応55 ダ16 5/13 433 |
6 | 先 | マルヨシカング | 牡 | 5 | 鷹見浩 | 55 | (大)大山一 | 大井 3/21 爽春賞B3特別 鷹見浩55 ダ16 8/12 455 |
7 | 先 | ジャストアドラゴン | セ | 6 | 内田博 | 55 | (大)須田明 | 大井 3/3 選抜B3 内田博55 ダ16 3/13 492 |
8 | 逃 | カイワンマグワイア | 牡 | 5 | 桑島孝 | 55 | (大)柏木 | 大井 3/24 弥生特別C1特別 桑島孝55 ダ17 2/12 455 |
9 | 先 | ヒラヨシリュウオー | 牡 | 7 | 高松淳 | 55 | (川)山崎尋 | 大井 3/21 爽春賞B3特別 高松淳55 ダ16 10/12 492 |
10 | 差 | モノマネスペシャル | 牡 | 7 | 吉井竜 | 55 | (大)飯野貞 | 大井 3/22 特選B3 吉井竜55 ダ16 3/13 462 |
11 | 追 | ヘヴンリーゴールド | 牡 | 6 | 熊野勲 | 55 | (大)岡部盛 | 大井 9/21 カペラ賞B3特別 宮浦正55 ダ17 13/14 475 |
12 | 差 | アトラスエース | 牡 | 6 | 金子正 | 55 | (川)大和明 | 川崎 3/14 春風特別B3 深野塁55 ダ16 7/14 488 |
13 | 逃 | コアレスポート | 牡 | 5 | 神澤和 | 55 | (大)辻野豊 | 大井 3/22 マーチ特別C1 神澤和55 ダ17 1/13 500 |
14 | 先 | ガッシーグラス | 牡 | 8 | 今野忠 | 55 | (川)安池成 |
浦和 3/29 B3選抜馬 今野忠55 ダ14 8/9 479 |
前走、川崎の春風特別B3に出走し、7着と大敗したアトラスエース。連闘の疲れをいやすため、約1ヶ月の間隔を開けて、得意の右回り大井のB3レースに出走してきた。距離1600mはアトラスエースには短いのだが、B3クラスに長い距離のレースがないだけに致し方ない。今開催の大井は新たに砂を入れたのか、かなり時計の掛かる力のいる馬場になっている。追い込む馬アトラスエースにとってはかなり辛い馬場だ。それでも稍重発表だけに、馬場が締まって少しは走りやすくなっているかな?本日は4歳3冠の第1弾、羽田盃の当日。ナイター開催の大井競馬場はかなりの賑わいであった。
さて、日も暮れてカクテル光線に照らされたパドックに7R出走14頭が現れた。アトラスエースは7枠12番。馬体重478kg−5kgの発表である。人間、現金なもので、マイナス体重と聞かされると、アトラスエースの馬体が締まって見える(^^; もともと、若干肢が短いコロっとした体型だけに、見ようによってはお腹が太いとも見えるが...いずれにしても、レース結果が全てを物語るでしょう。
1番人気は8戦4勝の実力馬ハナショウブ。前走6着は直線の不利とのこと。前々走C1クラス1着、前走鳴り物入りで新潟から大井に転厩して緒戦を快勝したチェイスチェイスの2着したカイワンマグワイアが2番人気。以下、3連勝でC1突破したB3クラス2戦目のケンロクタカオー。JRAから移籍2戦目のジャストアドラゴン。公営佐賀から移籍後3戦して、そろそろ勝ち星が欲しいハカタボーイ。B3クラス常連も、今一歩のマルヨシカング。前走C1を漸く勝ち上がった、コアレスポートと、人気順。我が、アトラスエースは8番人気と人気も急降下。今現在の成績では仕方が無い。続いて、清水アキラの持ち馬モノマネスペシャル。これもB3常連、エスティーウエーブと10番人気まで。アトラスエースの鞍上は今回は金子正騎手。
騎手騎乗。しずしずと馬道に消えていったアトラスエース。馬場入りも落ち着いたもので、いつもの斜め歩きを披露する。返し馬は、軽く速歩程度で特に変わった点はなし。これなら、力は出せそうだ。
大井1600mは4コーナー出口から出走。スターターの旗が振られてレーススタート。13コアレスポート、8カイワンマグワイア、6マルヨシカングあたりが前を伺う。12アトラスエースはスタート直後はビリっけつ。しかし、直ぐに大外を上がって10番手あたりまで進出。
1コーナーへは13コアレスポート、8カイワンマグワイア、6マルヨシカング、14ガッシーグラス、10モノマネスペシャルの順で、各馬1馬身半程度の間隔で突入。12アトラスエースは大体8、9番手か。やや縦長の展開になる。このまま、2コーナーまでは各馬動き無し。
向こう正面で、3番人気の4ケンロクタカオー、1番人気の2ハナショウブが動いて前を伺うが、各馬の位置取りに大きな変化はない。3コーナーでも隊列に殆ど変化無し。4コーナーにかけて8カイワンマグワイアが先頭の13コアレスポートに並びかける。12アトラスエースも動けないのか、動かないのか。いつもなら、このあたりでまくって行くのだが...
各馬が4コーナー回って、直線に向いてからレースが激しく動く。終始3番手の6マルヨシカングが、残り150m当たりから激しく追い込み先頭に立つ。13コアレスポートの逃げは残り100mまでで、ここからずるずる後退。結局6マルヨシカングが抜け出して後続に3馬身差をつけて快勝。終始2番手の8カイワンマグワイアに、後方から2ハナショウブが急襲し、ゴール前捕らえて2着。8カイワンマグワイアは惜しくも3着。中段に控えていた4ケンロクタカオー、1ハカタボーイも追い上げて掲示板上に載る。我が12アトラスエースは直線最後方10番手あたりから追い上げるも、8着止まりであった。
レース結果
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順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 6 マルヨシカング 452 -3 1.43.5 2 2 ハナショウブ 477 -5 3 3 8 カイワンマグワイア 454 -1 クビ 4 4 ケンロクタカオー 492 0 1 5 1 ハカタボーイ 436 +3 3/4 6 13 コアレスポート 502 +2 1/2 7 3 ストロングターキン 432 +3 1 8 12 アトラスエース 478 -5 クビ 9 7 ジャストアドラゴン 478 -14 ハナ 10 10 モノマネスペシャル 465 +3 1・1/2 11 14 ガッシーグラス 475 -4 4 12 5 エスティーウエーブ 427 -6 クビ 13 9 ヒラヨシリュウオー 488 -4 1・1/2 14 11 ヘヴンリーゴールド 492 +17 4
やはり、-5kgとはいっても重かったのか。アトラスエースの成績をあらためて見返してみると、1着はいずれも460kg台の馬体重であった。自分には、まだまだ馬を見る目が無いと痛感させられたのであった。
8着という着順だが、今日のレースを見る限り各馬にそんなに差があるとは思えない。調子の良し悪し、位置取り次第でアトラスエースにも勝つチャンスは十分あると感じた。要は、如何にテンから前に行くかである。さて、次走は、2週後の川崎であろう。とにかく、もうひと絞りして今度こそ勝ち星をと願うばかりである。