サテライトシャルカ「がんばる記」
1999年10月26日(火) '99ゴールドジュニアー サラ3歳オープン
第13回大井2日目 第9レース (ダ1,400m) 晴れ 良
出走馬
馬 | 馬名 | 性 | 齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 | 前走 |
1 | ヤマトジャパン | 牡 | 3 | 張田京 | 54 | (船橋)柿本 | 大井10/10 芙蓉特別 張田京54 ダ14 9/13 481 |
2 | アローウイナー | 牡 | 3 | 澤佳宏 | 54 | (大井)三坂博 | 大井9/21 3歳 澤佳宏54 ダ12 1/7 452 |
3 | ホワイトハウス | 牡 | 3 | 内田博 | 53 | (大井)赤間 | 大井9/21 3歳 内田博53 ダ12 1/9 446 |
4 | サテライトシャルカ | 牡 | 3 | 戸崎圭 | 53 | (大井)香取 | 大井10/11 ぎんもくせい特 戸崎圭54 ダ14 6/13 481 |
5 | タカオクイーン | 牝 | 3 | 鷹見浩 | 53 | (小林)矢作 | 大井09/24 フレッシュスター特 國平幸54 ダ14 5/10 447 |
6 | トップジェント | 牡 | 3 | 的場文 | 54 | (大井)蛯名末 | 大井10/10 芙蓉特別 的場文54 ダ14 1/13 480 |
7 | サパースキング | 牡 | 3 | 田邊陽 | 55 | (川崎)八木仁 | 大井10/10 芙蓉特別 石崎隆55 ダ14 5/13 420 |
8 | ヒノデラスタ | 牡 | 3 | 桑島孝 | 54 | (船橋)出川克 | 門別09/09 3歳4 五十冬54 ダ12 1/11 472 |
9 | アオバホープ | 牡 | 3 | 堀千亜 | 53 | (大井)香取 | 大井10/10 芙蓉特別 堀千亜54 ダ14 7/13 540 |
10 | ワンダーグルーム | 牡 | 3 | 石崎隆 | 53 | (船橋)須永 | 船橋10/04 キンモクセイ特 張田京54 ダ15 2/8 490 |
11 | カネショウローレル | 牡 | 3 | 野崎武 | 54 | (川崎)照沼 | 川崎09/29 女郎花特別 野崎武53 ダ15 1/12 476 |
12 | アイアイアスリート | 牡 | 3 | 脇本一 | 53 | (大井)中村健 | 大井10/11 3歳 脇本一53 ダ12 1/11 502 |
13 | カミスドリーム | 牡 | 3 | 秋田実 | 53 | (船橋)佐藤賢 | 船橋10/04 キンモクセイ特 秋田実54 ダ15 3/8 484 |
14 | ゼンノキャップ | 牡 | 3 | 佐藤祐 | 53 | (船橋)岡島茂 | 大井09/24 フレッシュスター特 石崎隆54 ダ14 2/10 489 |
10/11のぎんもくせい特別を6着としたサテライトシャルカ。前回のレースは新馬から一気に400mも距離が伸びて、ペースにとまどっ
たのであろう。今回は前走と同じ距離であり、ペースも分かるはず。ただ、メンバーは、これをステップに11月の青雲賞を目指すトップレベルが集まっている。楽なレースはできないであろう。香取調教師は、「今のところ順調。今回は前回よりも若干調子は上がっているけど、相手が強いからね」と、おっしゃる。
パドック。サテライトシャルカ、今回は緊張が緩んでいるのか、パドックで2回もボロをした。競馬に慣れてきたのか知らないが、あまり良い傾向ではないなと一人ごちる。あいかわらず白目のサテライトシャルカ、気のせいか周回毎にこちらをチラチラ見ている。しかし、その表情からは全く内面の精神状態が分からない。緊張しているのか緩んでいるのか、謎である。他の馬ではミホノブルボン産駒、ヤマトジャパンが栗毛の奇麗な馬で、父馬の特徴をだしている。ミヤシロブルボンに負けないくらい、父馬そっくりだ。この馬が2番人気。1番人気の、トップジェントは何だか歩様がおかしい。3番人気以下は、アイアイアスリート、アローウィナー、ワンダーグルームと続く。我がサテライトシャルカはなんと、最下位14番人気である。う〜ん、前回の負け方が悪かったか?
騎手が跨り、本馬場へ。騎手は今回も戸崎圭太騎手。サテライトシャルカは、入場後ゆっくりとした速歩で向こう正面を回ってくる。正面スタンド前で駈歩に入った。なんだか元気のないサテライトシャルカ。もっと、気合を入れた返し馬をやって欲しいと思わせた。
レーススタート。6トップジェントがスタート良く飛び出して先頭に。直ぐに3−4馬身離して独走。2番手に4サテライトシャルカ、やや遅れて1ヤマトジャパン、11カネショウローレルなどが追走。発走後200mを過ぎたあたりで、先頭を行く6トップジェントが故障して、競走中止。後続の追走馬達は、大きくあおりを食ってしまう。それでも、3コーナー入り口では、1ヤマトジャパン、4サテライトシャルカ、11カネショウローレルの順でコーナーに飛び込む。
4コーナーを回って先頭は、1ヤマトジャパン。しかし、直線を向くと8ヒノデラスタが先頭に出る。その外を12アイアイアスリートが追い上げる。1ヤマトジャパンは内で必死に追うが、下がる一方。4サテライトシャルカも4コーナーを回ったところで、5−6番手。騎手が必死に追うも、これまた下がる一方。レースは大外を差してきた10ワンダーグルームがゴール前、8ヒノデラスタを捕らえて1着。2着、8ヒノデラスタ。3着、12アイアイアスリートであった。1ヤマトジャパンは11着。4サテライトシャルカは最下位13着であった。
レース結果
順 馬 馬名 体重 増減 タイム/差 1 10 ワンダーグルーム 492 +2 1:29.6 2 8 ヒノデラスタ 472 0 アタマ 3 12 アイアイアスリート 504 +2 1 4 7 サパースキング 419 -1 3 5 11 カネショウローレル 479 +3 1/2 6 9 アオバホープ 536 -4 1 7 2 アローウイナー 454 +2 クビ 8 14 ゼンノキャップ 495 +6 1・1/2 9 3 ホワイトハウス 446 0 クビ 10 13 カミスドリーム 482 -2 3 11 1 ヤマトジャパン 484 +3 2 12 5 タカオクイーン 442 -5 ハナ 13 4 サテライトシャルカ 481 0 1 6 トップジェント 482 +2 競走中止
故障した馬には気の毒であったが、サテライトシャルカは「あおりを食らって走る気をなくしてしまった」とは、戸崎騎手の弁。藤原厩務員も、「この仔は、気難しいところがある反面、他の馬を怖がるところがあるんですよ」と、笑って言う。今日のところはアクシデントと割り切っているようだ。最下位とはいえ、周囲のみんなが明るいことがせめてもの救いであった。事実、最下位とはいえ先頭から大きく離されたという印象はなかった。各馬がつながってゴールしたせいであろう。
次開催か、あるいは次々開催であろう次のレースは今日の敗戦を糧として、絶対まき返してくれると信じている。