リュウパープル「がんばる記」

1999年6月27日(日) 猪苗代特別 サラ系5歳以上 900万円以下(別定)
第1回福島3日目 第10レース (ダ1,700m) 雨、不良

出走馬

馬名 騎手 厩舎 前走
1 ショウナンカイガン 5 田村宏 57 (美)柴田政 中山 03/14 900万下 ダ14 横山義 12着 492
2 タヤスオドリコ 7 大塚 54 (美)清水 中京 06/12 900万下 ダ17 安田康 2着 450
3 ダークスカイ 5 吉永 57 (美)柴田政 東京 02/20 春光賞(900万下) 芝16 小野 10着 470
4 ステージマックス 5 小林淳 57 (美)野平 東京 06/05 日吉特別(900万下) ダ16 郷原 9着 492
5 カンジンチョウ 6 柴田善 57 (美)森安 東京 05/23 是政特別(900万下) ダ21 的場 6着 502
6 リュウパープル 6 菊沢隆 57 (美)境征 新潟 05/23 500万下 ダ17 二本柳 1着 520
7 ナカハマスキー 5 柴田大 57 (美)元石 東京 05/29 富嶽賞(900万下) 芝16 石崎 10着 524
8 レーブドグランパ 6 江田照 55 (美)藤原 東京 02/21 500万下 ダ12 伊藤直 1着 444
9 トウショウチェイス 6 横山義 57 (美)阿部 東京 06/05 日吉特別(900万下) ダ16 菊沢隆 13着 520
10 カリブカフェ 5 蛯名 57 (美)小島太 東京 05/23 是政特別(900万下) ダ21 田中剛 4着 454
11 サーコンスタンチン 6 後藤 57 (美)松山康 新潟 05/22 白馬岳特別(900万下) ダ17 大西 4着 450
12 ドクタークロス 5 水野 57 (美)山崎 中京 06/05 天白川特別(900万下) ダ17 水野 5着 468
13 フリーデン 7 柴田未 54 (美)古山 新潟 05/22 白馬岳特別(900万下) ダ17 柴田未 3着 472

500万下勝ちを重ね、一気に900万下に駆け上がったリュウパープル、前走のしぶとい競馬は本人にとっても会心の勝ちであったはず。これをきっかけに花を咲かせて欲しいと思うのは、馬主、厩舎サイドばかりではなく、生産者の新井昭二さんご一家も同じ気持ち。みんなの期待を一心に背負って、リュウパープルよ頑張れ!

前日の土曜、福島競馬で半弟のウインアンビシャス(父:サクラバクシンオー、新井昭二牧場生産馬ではない)が、4歳未勝利戦を7馬身差のぶっち切りで勝ち上がった。これはリュウパープルにとっても幸先が良い。当日のレースが楽しみになった。

2コーナースタート直後の先頭争いパドック。解説者は、リュウパープルの歩様が悪いのは相変わらず、コズミも出ているとの評価。私はそれを聞いて、目が点。どこがどう悪いのか良く分からない。やっぱり、私には馬を見る目が無いのか?リュウパープルを贔屓目でしか見ていないのか、全然悪いとは思わない...このレース、900万特別だけに、歴戦んのつわものが揃った。500万下から上がって緒戦はリュウパープルレーブドグランパだけ。人気はやはり、前走900万下で上位争いをしている馬達。人気の順に、カリブカフェタヤスオドリコカンジンチョウフリーデンサーコンスタンチンと続く。リュウパープルはこれらに続いて6番人気である。やはり、あのしぶといレースが好感を持たれているのか。

そうこうしているうちに、レーススタート。スタート後、6リュウパープルは先頭に立つ勢いであったが、控えて中段の前に5、6番手に位置する。そのまま1コーナーへ、2コーナーでは更に前に出る。先頭を行く1ショウナンカイガン、3ダークスカイ。第2集団には2タヤスオドリコ、13フリーデン、9トウショウチェイスを含めて6も加わる。6リュウパープルは第2集団を引っ張る形。

最終コーナー、シンガリ3コーナー手前では6リュウパープルは先頭に追いつき、2番手まで上がってきた。TVカメラは先頭からゆっくり、後ろへ移動。シンガリの馬を写して、前に戻る。と、その時1頭の馬がズルズル後退している。私の背中に、一瞬冷たいものが走った。6リュウパープルである。そのまま、一気に最後方まで下がってしまった。3コーナーを回って、4コーナーへ。

最終コーナーを写した画面の上の方、シンガリを黒地に緑の横線の勝負服の騎手と馬が走っている。良かった。6は元気に走っている。そのまま、6リュウパープルはシンガリ13着。ペースが速く、追い込みの競馬になったようだ。しかしもう、勝った馬などどうでも良かった。リュウパープルが無事完走してくれただけで。

 

レース結果へりへろ、ゴール?

馬名 体重 増減 タイム/差
1 11 サーコンスタンチン 448 -2 1.46.7
2 10 カリブカフェ 454 0 1・1/2
3 7 ナカハマスキー 528 +4 1
4 9 トウショウチェイス 516 -4 1・3/4
5 2 タヤスオドリコ 450 0 クビ
6 5 カンジンチョウ 504 +2 ハナ
7 13 フリーデン 474 +2 1・3/4
8 3 ダークスカイ 462 -8 2・1/2
9 4 ステージマックス 496 +4 2
10 12 ドクタークロス 462 -6 2・1/2
11 8 レーブドグランパ 458 +14 1/2
12 1 ショウナンカイガン 504 +12 6
13 6 リュウパープル 518 -2 8

何があったのでしょうか。突然の、シンガリ負け。故障ではないと思います(思いたい)。当日は横殴りの雨だったので、何かのはずみで突然馬がやる気を無くしたのでしょう。上のゴールシーンを見ても、脚元を気にしている様子です。次の巻き返しに期待しましょう。

注)GreenChannelのTV映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。

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